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カテゴリ:The Blacklist
これは、久しぶりというか初めてというか、軍と政治を巻き込んだ珍しくスケールの大きなエピソードでしたね。(他のドラマかと思った)
FBIメンバーに正面から善悪、倫理の問題を問うなど、いつになく良かったのではないでしょうか。 クーパーにバージニア州の上院議員の欠員補充にならないかという話が持ち込まれた。 実際は知事に任命権があるが、引退するウォーウィック議員の意向も尊重されるという。 レッドはクーパーの倫理面がどう評価されるのか問題だという。 政府が存在を否定していた国家偵察局の請負業者だったオグデン・グリーリーという人物が姿を消した。 アメリカの衛星技術の全てを知り、最高機密へのアクセス権がある人物だが、捜査機関は敵対する他国に拉致されたと見ている。 しかし、レッドは自分の情報源から、グリーリーがシステムの脆弱性の情報などを売りに出したという。 背景にはこれまで政府や軍に我が国の危機を訴えていたのに耳を貸さなかったということがあるらしい。 クーパーはグリーリーの妻に話を聞くように命じる。 国家偵察局はグリーリーの行動により、国の防衛ネットワークが壊滅し、負け戦に引き込まれる恐れがあると危惧する。 レッドは公園でバードウォッチングを楽しむアナと再会し、楽しい時間を過ごす。 今夜自宅に戻るというアナに、お土産を一緒に買おうと誘う。 クーパーは妻のシャーリーンとウォーウィック議員に面会する。 クーパーの経歴も人柄も大いに評価されているようだが、議員はこれから採決される「ブラックバジェット」という非公開の国防予算について、賛成してほしいという。 ブラックバジェットでは、総額のみの800億ドルの予算で、内訳や各部署への配分については明らかにされていない。 グリーリーの動きを追ったアラムは5ヶ月前にベルリンで女性と会っていることを掴む。 女性はロシアのスパイ、クリレンコで、数時間前にロンドンで確認されていた。 クーパーはレスラーとパクにクリレンコの確保を命じる。 ブラックバジェットの内容はアラムにも掴むことはできず、クーパーはレッドに調査を依頼する。 デンベはアナと普通の生活を満喫しようとするレッドに、やめるべきだという。 すでに入札時間は終了しているが、レスラーとパクはクリレンコを逮捕し尋問する。 レスラーが身柄をCIAに引き渡すと脅しつつ、捜査に協力すれば助けてやるともちかけると、クリレンコはロシアは落札できなかったと明かす。 落札者とは4時間後にグリーリーがモンゴルのウランバートルで会い、情報を引き渡す予定だという。 モンゴル政府との関係や時間の問題で、グリーリーの身柄確保は難しく、クーパーは「キル・リスト」の実行を提案する。 カンダハルから無人航空機を送り、グリーリーを殺す作戦で国家安全保障会議の判断が必要だ。 大統領も含め、統合参謀本部長や国防長官などがテロリストではないグリーリーへの標的殺害を認めるかどうかで審議をし、ついに作戦が認められた。 クーパーはUAVからの映像でグリーリーの行動をモニターするが、情報の受け渡し場所に現れたバイヤーは何とレッドとデンベだった。 クーパーはデンベに知らせた上ですぐに作戦の中止を求め、レディントンは全力を挙げて逮捕すると宣言する。 デンベはブラックバジェットの内訳を入手し、クーパーに渡す。 それを見て、クーパーはウォーウィック議員に上院議員の件を断ると告げる。 予算には入札なしでウォーウィックの息子の会社に1億ドルの契約することが含まれていたからだ。 レッドはグリーリーの商品を1億5000万ドルで手に入れ、1億5500万ドルでFBIに転売することに同意する。 レッドはクーパーの倫理観を評価するが、クーパーはレッドとは知らずに、法的手続きなしにアメリカ国民を殺害しようとしたこと、リズの犯罪を隠していることはいずれ是非がわかるだろうという。 レッドと組んだことでクーパーは変わったのだ。 世界はグレーだということを受け入れた。 レッドもまた、クーパーと出会い良い方に変わったという。 クーパーは一旦議員になることを引き受けた上で、ウォーウィックを裏切ることもできたはずだ。 クーパーは執着することもなく、普通の生活を営むことも良いものだという。 レッドはアンと別れ難く、深夜の映画に誘っていたが、予定が変わって行けなくなったと告げる。 アンはもう自宅に戻ったとレッドへの気遣いを見せ、また会えるかも知れないという。 情報の落札者はリズではなかったのですね。(笑) しかし、レッドも事前に自分が落札したと明かしておけば、FBIとレッドの関係は大統領も知っているわけだし、クーパーが危ない橋を渡る必要もなかったのに。 他国への軍の作戦なんて、どれだけお金がかかるかわからない、自分で言い出しておいて中止にしてしまったら、後が怖いなあ。 FBIには知り得ない秘密の国防予算があって、国家偵察局もグリーリーの反乱について知っているのなら、別ルートで動くこともできただろうと思いますが、キルリストの手続き論などとにかく面白かった。 クーパーの積極的で堂々たる働きは良かったですね。 「ブラックリスト」が終わったらぜひ「Seal Team」にお偉方クラスで出てほしい。 しかし、奥さんとは仲直りしたんだっけ? 夫が出世することを喜ぶ人だったかどうかは忘れましたが、彼女も政治家の妻になるよりは、普通の生活の方が良いかも知れません。 といっても、レッドの存在を知っているだけで普通の生活とは言えないかも。 奥さんが好きなドラマは「The Chi」というのだそうです。 シカゴのサウスサイドのコミュニティのドラマということになると、なかなか日本には入ってこないかも。 アナに恋をしてしまったレッドですが、こちらも裏はないのでしょうか。 偶然の出会い?それともリズの差し金? もし、本当にアナに心を許したとしたら、それはレッドの変化(善い人になってきた)なのかも知れませんね。 でも、デンベの忠告を受け入れてこの関係に終止符を打った。(リズに関する忠告は受け入れないのに) 珍しいレッドの涙目でしたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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