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何だか中身が薄いエピソードだなあという感想で、冒頭の「これはフィクションであり…」という部分に余計にモデルがあるんじゃないのと思いました。
最近オリビアは見得を切ったり、凄んで見せたり、今更キャラ立ちさせたいのかなと思ったり。 マンシー刑事ことモリー・バーネットがオープニングクレジットに入りましたね。 プロサッカーチーム「キングズ」のエースストライカー、パウロ・ローシャが新たな大型契約を結び、スポーツ紙のインタビューを受ける。 ホテルのスィートで、これからデートだというパウロの前に、イギリスからネリーという記者が現れる。 ネリーはサッカーそのものではなく、私生活に関する質問し、ファンへの態度について批判的な意見をぶつける。 パウロはマネージャーのアントニオにその場を外すようにいい、ネリーに酒を勧める。 ネリーとパウロは8年前にロンドンで会ったことがあった。 その時ネリーはパウロのファンだったという… 翌朝、ネリーはSVUを訪れ、パウロにインタビューしようとして、2人きりになりレイプされたと訴える。 ネリーは録音があると言い、そこでは迫るパウロにネリーが必死に「止めて」と繰り返していた。 パウロはサッカー界で超大物であり、チームの顔、これは厄介な案件となりそうだ。 まずパウロ本人に話を聞くが、レイプなどの苦情はないという。 会話の録音があるというと、パウロは8年前にネリーと真剣に交際していたと明かす。 それは情熱的で激しい関係だった。 おそらくパウロが大型契約をして、金目当てでゆするつもりだったのではないか。 ホテルの通路でもみ合うパウロとネリーの姿は防犯カメラに写っていたが、室内の様子はわからない。 ネリーがSVUにパウロと交際していたことを隠していたのはよろしくない。 しかも、パウロは先手を打って、ポッドキャストでネリーとの関係についてしゃべってしまう。 記事で書いていることは嘘で、彼女は傷つけられたことを根に持ってやり返そうとしていると説明する。 SVUがネリーの話を聞こうとすると、もうこの件には関われないといい、帰国を急ごうとする。 実はパウロには知らせなかったが、彼との間に息子が生まれており、パウロ側はそのことを探り出し、レイプの訴えを取り下げなければ、息子の親権を争う訴訟を起こすと脅されたという。 ネリーとしては、パウロの本性を世界に知らしめたかったというが、今は息子を守るために身を引くつもりだ。 SVUとしては如何ともしがたいが、ネリーは「調べれば事実がわかる」と言い残した。 パウロのアメリカでの苦情や犯罪については、クラブがもみ消しているのだろう。 ただ、メキシコ人の女優と結婚し2年で離婚していることがわかった。 シモーヌはパウロから1000万ドルの慰謝料をもらっている。 ネリーの件について問うと、金目当ての嘘つきと切り捨て、パウロは誠実な夫だったという。 同居している母親の様子を見てマンシーが声をかけると、パウロは女好きで浮気者で嘘つきという。 実際、シモーヌのヨガ講師だったエボニーがプールハウスでパウロと一緒だったのを目撃しており、エボニーの服は破れていたという。 エボニーはシモーヌの母親に首にされていたが、その後シモーヌを訴えたため、所属するジムも解雇されていた。 エボニーの情報を得ようと、裁判所でファイルを探すと、パウロは性的暴行で12回も訴えられていたことがわかった。 いずれも民事裁判で通報はされておらず、ほぼ示談になっている。 2日前にも訴えた被害者がいたため、話を聞くことにする。 ところが、すでに秘密保持契約をして話せないという。 オフレコで、セラピストの女性はパウロのセラピー中に襲われたと明かす。 一方、エボニーは強引に迫られたので催涙ガスをスプレーして逃げたという。 被害を訴える女性たちから話を聞いた結果、いずれも強制的にさわられたり第1級性的虐待の被害を受けていたが、金をもらって示談になっていた。 そこに刑事局長のマクグラスがSVUは一体何をしているのか、と飛び込んでくる。 パウロ側はSVUが女性たちにしつこくつきまとい、嫌がらせをしていると主張しているという。 このままでは市警を訴えると脅しており、警察委員会も事態を早急に収拾せよとおかんむりだ。 オリビアとマクグラスがパウロのマネージャー、アントニオと面会する。 すでに済んだ話を、SVUが関わった女性たちを苦しめていると言い、オリビアは憤慨するがマクグラスはオリビアを引き下がらせようという態度だ。 パウロはオリビアを虫けら呼ばわりするが、オリビアも負けてはいない。 オリビアはパウロの金の流れを追うように命じ、法人口座の方から被害を訴える女性に10万ドル支払われていることがわかる。 それだけでなく、パウロの個人口座から3ヶ月ごとに10万ドルが引き出されていることがわかる。 今朝も金が引き出されており、SVUがパウロを監視していると、一人の女性がパウロから金を受け取っているのを目撃する。 それはマネージャーのアントニオの妻マルシアだった。 マルシアに直接金のことを尋ねるが、マルシアは口を割るつもりはなさそうだ。 しかし、アントニオとマルシアの一人娘アナはパウロとの写真を頻繁にSNSにあげており、16才になった昨年6月からパウロの写真がアップされなくなっていた。 パウロの個人口座から定期的に金が引き下ろされ始めたのも、昨年の6月で、マンシーは偶然を装ってアナに話を聞く。 アナは16才の誕生日の次の日からパウロと付き合い始めたという。 セックスもしていて、自分から求めた。 SVUはアントニオに事実を伝え、アントニオは弟のようにかわいがってきたパウロが娘に手を出したことに怒る。 アントニオはSVUに協力し、マイクを付けてパウロに会う。 幼馴染で、可愛がり守ってきたパウロが実の娘に手を出したことを追及すろと、パウロはアナの方から求めてきたと居直る。 アントニオが銃を出してパウロを脅した時に、SVUが突入してパウロを未成年者へのレイプで逮捕する。 パウロ側は取引で第3級レイプ罪を認めざるを得なかった。 オリビアはアナに何がいけなかったのか、説明する。 今はわからないかもしれない、でも将来大人のパウロが未成年のアナを搾取したことの意味がわかるだろう。 オリビアは私もそうだったという。 またまた警察組織は金と権力の前では無力だという古典的な構図で、正義の戦士オリビアが孤軍奮闘しているということですね。 でも言いたかったのは最後のアナへの語りかけだったのかもしれません。 パウロは近寄ってくる女性を捕食するプレデターで、良心の欠片もない。 こうなると、一種の病気ですよね。 ネリーとのやり取りは無理があったなと思いました。 襲った数が多いので、パウロもすぐには思い出せなかったかもしれませんが、後からレイプ被害を訴えるのは女性側が不利なのに、記事にする時も個人的な恨みでしょう、と言われそうだ。 しかも息子の問題があるので、裁判になると弁護側から徹底的にやられそうですね。 パウロの元妻がパウロを「excellent provider」と呼んでいましたが、この「プロバイダー」という言葉は、以前に「ANGEL」で「Provider」というエピソードがあって、初めて本当の意味を知りました。 浮気性なのは目をつぶっても、夫としては家に金を入れてくれて、家族に何の不自由もさせない、この状態が周辺に群がるビジネス関係や利権関係の人には美味しいのでしょう。 それにしても、アナに3ヶ月ごとに10万ドルて、ものすごい金額ですね。 すぐに国税局が調査に入るんじゃないか。 今回のエピソードではマンシーの魅力が全開で、ヴェラスコの表情が大きく和らぎました。 彼女の加入はヴェラスコの登場場面もセリフも増やして、とても良かったと思います。 ちょっとロリンズに通じるところがありそうですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Law&Order:性犯罪特捜班 S21-] カテゴリの最新記事
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