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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S20-
『呪われた瞳』
非常に気分が悪かったエピソード。 ハロウィーンでもないのにホラーみたいで、冒頭から「ゼブン」みたいだなあと、その印象が最後までつきまといました。 ドラマか映画の演技指導みたいなのは、過去にもあったかなあ。 でも本来活躍するべき人が違うんじゃないか、と思いました。 ドラマでNCIS捜査官役を演じるクロエ・マーリーンが役作りのため現場を知りたいという依頼があり、ナイトの勤務を観察することになった。 海軍を宣伝したい海軍長官の指示なので、断れない。 ノーフォークで停泊中の船の指揮を執るハーラン大尉の元に、ロボット配達が届け物をする。 覚えはないが受け取り、箱を開けると中には男性の頭部が入っていた。 ジミーは死後12時間以内で、鋭利な刃物で切り落とされたという。 ハーランは被害者には見覚えがなく、クロエは現実の犯罪現場にショックを受けながらも、役者根性を見せる。 ナイトがロボット配達機の底板を取り除くと、パイプ爆弾が機動し始めた。 すぐに港の海に投げ込み、事なきを得る。 ロボット配達機は先週配達業者から盗まれたもので、接触不良のため、そもそも首をを取り除いたタイミングで爆発するはずだったようだ。 検視をしたジミーは被害者が左右の瞳の色が違う、虹彩異色症と指摘する。 生まれつきの場合もあるが、頭部の外傷で起こることもある。 髪の毛のDNA検査で、被害者はケンタッキー州のロスコ・サンチェスと判明する。 先週失踪届が出ているが、問題は胴体がどこにあるのかだ。 サンチェスはペースメーカーを入れていたことから、ケイシーが遺体の場所を突き止める。 所有者のない農場の納屋に、サンチェスの遺体が見つかるが、それ以外にも首を切断された遺体が2体あった。 頭部も冷凍庫の中にあり、切断に使ったギロチンもあった。 被害者はデラウェア州のグレア、ノースカロライナ州のベルで、彼らもまた虹彩異色症だった。 ハーラン大尉の夫もまた虹彩異色症であることがわかり、犯人はハーラン大尉ではなく夫を狙ったのではないかという。 これは連続殺人事件で、クロエの同行取材は打ち切られる。 ジミーはダッキーの心理分析を使ってプロファイリングする。 18世紀にフランスでは虹彩異色症は呪いであり、その瞳を持つ人は悪霊の仕業とみなされ首を切り落とされるなど、理不尽な処罰を受けた。 犯人は虹彩異色症の人物に対して、何か否定したい思いがあるようだ。 歴史上、処刑の対象は虹彩異色症の男性の妻が妊娠した場合にも及んだ。 もしかしてハーラン大尉は妊娠していたのか。 NCISはハーラン夫妻の身柄を保護すべく自宅に向かうが、すででに何者かによって夫妻は誘拐されたらしいということがわかる。 ハーラン大尉はやはり妊娠していた。 ケイシーは納屋にあったギロチンを再現できるが、刃については専門業者から購入するしかないという。 地元でギロチンの刃を製造する会社があり、先月現金で購入したものがいたことがわかる。 製造する会社に今日、新たに刃を購入する人物が受け取りに現れることがわかった。 トーレスとパーカーが張り込んでいると、青いバンが到着し男が現れた。 男はサンチェスの頭部が配達された埠頭にいた一般人だった。 すぐさま逮捕するが、ハーラン夫妻は車の中にはいなかった。 男は元大学教授のサム・ノヴァクで、フランス史を専攻していた。 ノヴァクは、交通事故で頭を負傷し自ら辞職していたが、脳損傷の可能性がある。 ノヴァクは3人の被害者の首を切ったことは素直に認めるが、ハーランについて何も語ろうとしない。 自分は悪霊を退治しているという。 トーレスがノヴァク名義の山小屋に向かい内部を捜索する。 ハーラン夫妻の姿はなかったが、2人が鎖に繋がれた写真のそばに時限爆弾が設置されていた。 残り時間は2時間42分だ。 ノヴァクはクロエとだけ話したいと言い、打つ手のないパーカーはヴァンスにクロエの力を借りる許可を得る。 クロエはNCISに説得され、難しい役を引き受けることになった。 ノヴァクは自分が捕まった時に備え、バックアッププランとして捕らえた夫妻に時限爆弾を仕掛けたという。 ハーラン夫妻の居場所を引き出すのが最大の目的だが、ノヴァクはのらりくらりと質問をかわし、取引をちらつかせたクロエに、母親のナンシーを引き合いに出してクロエを脅す。 強気のクロエもさすがにこれには怯え、もう耐えられないと引き下がる。 結局クロエを呼んだのは時間稼ぎでゲームを楽しんでいたと思われたが、トーレスはダッキーの心理分析に基づき、支配欲が強く自分が賢いことを見せつけたいノヴァクに勝たせようという。 そのためには再度クロエに出てもらう必要がある。 一旦はノヴァクに向きあう事を拒否したクロエだが、ナイトが本物の捜査官は決して諦めず立ちふさがる壁を打破すると説得する。 クロエはノヴァクに「あなたの勝ちだ」と言い、タイマーが残り少ないと告げる。 ノヴァクは大義のために自分は犠牲になったと言い、社会が勝ったのだという。 クロエはノヴァクが言っていることは悪魔の仕業でもなくただ、罪もない人を殺していると言い返す。 なぜ虹彩異色症の人が悪なのか、ノヴァクは自分も悪だと言って、虹彩異色症であることを明かす。 その時、タイマーが残り時間ゼロとなってナイトが怒りを見せ、クロエは涙を流す。 せめて夫妻の遺体はどこにあるのか、と追及するとノヴァクは住所を口にする。 実はタイマーを50分早めてノヴァクに見せていたのだった。 NCISが救出に向かい、残り10秒の間一髪で夫妻を救い出すことができた。 クロエはナイトのおかげで役柄を掴むことができたといい、中学生の時に芝居をして褒められたというトーマスを撮影に出てほしいという。 死体の役だった。 異常な犯人であることはわかりました。 犯行動機は理解不能で、それも「セブン」ぽかったです。 とにかく、小道具さんのリアルな頭部がテレビ番組で出して良いのか、というくらいレベルが高い。 演じた人の表情もいかにもという感じで、気味が悪かったですが、さすがに素人に相手をさせるなど他に手がないのかと言いたくなりましたね。 科学捜査をする時間がないにしても、クロエにイヤピースを付けて背後で助け舟をだすとか、作戦は何かなかったのだろうか。 クロエがドラマで捜査官を演じるところは、面白い要素があっても良かったですが、彼女が捜査官として成長するのを見守るのではなく、ナイトが本物らしさを見せつけないとなあ。 タイマーの残り時間で罠を仕掛けたのはすぐわかりましたが、さすがに50分となるとノヴァクも気づくのじゃないかな。 見せ場はマクギーの「木こり」? 自動運転によるロボット配達は先週ピザの配達をしていたっけ。 今回のような使われ方をされたら、普及を目指している人、団体は気分悪いでしょうね。 最後にお悔やみに名前の出ていた人は俳優さんなのかな、誰かと特に親しかったという感じだったのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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