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テーマ:戦争反対(1187)
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ある改憲論者さんとの対話の続きです。 ====== (以下引用) >で、結局あなたが望んでいるのは発言力を増した日本。 >口では「キモは、国土防衛」と言いながら、本音は国土防衛なんてどうでもいい、改憲して自分が威張りたいってことでしょ。 「発言力」は企業で言えば、ブランド力。社員を守る為にブランド力を犠牲にする会社に、キミは入りたいのか? >だって、軍事的裏づけがあり、発言力でも日本よりはるかに上のアメリカなのに、国民の生命、財産を外国勢力からの暴力によって奪われた被害の大きさは、どうみてもアメリカの方が上。 はい、詭弁。誰が世界展開しろと言った?世界展開するだけの覇権国家は、当然リスクもそれだけ増加する。しかし、発言力がある事で得られる「鶴の一声」による防衛力は、消耗する戦力よりも、遥かに大きい。よって、総合的に見れば、防衛力は、高まる事になる。又、発言力が高まれば、敵が何か画策している事を知った段階で、未然に恫喝して、敵を萎縮させる事が出来る可能性が高まる。事態が大きくなる前に火を消す事が出来るのだから、当然、防衛力の増加が見込めることになる。 >『国家の発言力なんて、国土防衛には繋がらない』という明白な実例があるんですから。 アメリカがいつ「国土」を脅かされた?9・11は、確かに衝撃的だったが、それは、唯の「恐怖」にすぎず、日常的に発生する、凶悪犯罪の親玉みたいな存在でしかない。国土の防衛とは、持続的に占領可能な軍隊、もしくは、都市に致命的打撃を与える事の出来る軍隊から、領土を防衛する事に主眼がある。(2007.04.27 07:50:17) (引用終了) ====== >「発言力」は企業で言えば、ブランド力。社員を守る為にブランド力を犠牲にする会社に、キミは入りたいのか? ブランド力を守る為に社員を犠牲にする会社に入りたい人なんているんですかね? 私は資本家の奴隷とは思ってませんから、もちろん入りたくありませんね。 >はい、詭弁。誰が世界展開しろと言った?世界展開するだけの覇権国家は、当然リスクもそれだけ増加する。 おやまあ、「とことんやる」と言っていたのに、今度は「誰が世界展開しろと言った」ですって。 じゃあ「とことん」じゃないってことですよね。 そして、その中途半端な参戦で発言力が得られるかどうかは不明ってことになります。 で、「世界展開」を目指さない程度のブランドなど、社員を犠牲にしてまで守る価値は無いでしょうね。 >しかし、発言力がある事で得られる「鶴の一声」による防衛力は、消耗する戦力よりも、遥かに大きい。 発言力を得るためには「勿論、とことんやるつもりでやればいい」はずだったのに、それをやらないのですから「発言力がある事で得られる」ものなど最初から得られないのは自明。 即ち防衛力を消耗するだけってことです。 >又、発言力が高まれば、敵が何か画策している事を知った段階で、未然に恫喝して、敵を萎縮させる事が出来る可能性が高まる。 ですから、自民党案のような改憲では恫喝なんてできないんですがと、小一時間… 改憲論者の中の多数派と言ってよい「何も変わらない」君達がよく言うように、自民党案でも現憲法の9条1項と同じ条文は残っているんです。 こんなことをするのは誰がどう見たって違憲ですよ。 >アメリカがいつ「国土」を脅かされた?9・11は、確かに衝撃的だったが、それは、唯の「恐怖」にすぎず、日常的に発生する、凶悪犯罪の親玉みたいな存在でしかない。 アメリカは911を受けて、国連安保理から自衛権行使の許可を受けています。 あれがただの犯罪なら、国連からそのような許可を得ることなどできません。 そして、アメリカはそれを根拠にアフガニスタンを攻撃した。 即ちあれは、発言力なんてものが、国土の安全に繋がるとは限らないという明白な実例だったということです。 そして自ら仕掛けた戦争を除いたって、これまで外国勢力によって命を奪われた人々の数は、日本人よりもアメリカ人の方が圧倒的多数。日本国民の安全を考えるなら、積極的な参戦なんてものは無意味、かえって犠牲を増やすだけってことです。 ましてや自民党案のような改憲では、誰かを恫喝することも、誰かにピストルを向けることも、主体的な戦争もできないのですから、あなたが望むような安全保障体制だって構築できないってこと。 そのあなたが今の改憲の動きに賛成するのは、全く道理に合わないってこと。 むしろ、あなたが言うように経済的地位が重要なら、これからも日本の安全保障にとって大切なのは、日本は経済に専念することとなるはず。 あなたの言っていることとやろうとしていることには全く整合性がとれていないってことです。 ============================== 以上、日記らしくない日記ですけど、某所で言明したことですから、このようなエントリを作りました。 さて「ライコさん」、コメントがあればどうぞお書き下さい。 楽天にさえ登録していただければ、当ブログのコメント欄はどなたでも書き込めます。 ただし、引用無しに「誰某がこう言った」といった類の書き込みは、その旨表明した上で削除する場合がありますのでご注意下さい。 それでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月01日 23時26分25秒
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