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テーマ:政治について(19786)
カテゴリ:海外の話
11月に行われるアメリカ大統領選挙の民主党候補者にオバマ上院議員が指名されました。 まあ、通常は党大会前に大統領候補自体は確定しているので、どちらかと言えば本選挙に向けて党の結束を示すためのセレモニーであり、むしろ注目されるのは副大統領に誰がなるか。 今回、オバマ候補はバイデン上院議員を選びました。 外交経験豊富で知られるバイデン議員を選んだのは、予備選中に経験不足と言われた点への答えであるとともに、やはり白人層の黒人に対する忌避感をやわらげる効果を狙ったものであろうと考えられます。 このバイデン上院議員に対して忌避感を顕にしているのは、彼に「対北宥和派」だとかレッテルを貼っているあの島田教授をはじめとする人々。マケインに勝ってもらわないとなんて言うのは勝手ですけど、そんなことを日本語のブログに書いて何の意味があるのでしょうね。 そもそもアメリカの政治家にとって北朝鮮の最大の問題は「核」であって、それ以外は「些末」な出来事なんですから、それが当然。それを、そもそも日本人が解決しなければいけない問題をアメリカに解決してもらおうなんて事を考えているから、ああいう頓珍漢な反応を示すんでしょね。 そういえば、ここに出入りしているオーストリッチ症候群の方が、台湾関係法においてアメリカが台湾を軍事支援する義務はないというのが現在の法解釈というウィキペディアの記載が、誰が言ったかわからないとか強弁してましたけど、以前のエントリに書いた通りバイデン上院議員はそれを言った一人。 これで民主党政権が誕生すれば、あれは「副大統領が言ったこと」となる。 まあ、もともとそれがアメリカのスタンスではあるんですけど、前民主党大統領候補の言ったことでも頬被りする人に、「さすがにわかるでしょ」と言えるようになるのは、ああいう人に粘着されているブログ主としてはありがたいことと言えます。 いずれにしろ、民主党政権になると、アメリカは早期にイラクやアフガンから手を引く可能性が高い。 そして中国をより重要なパートナーとして東アジア地域の安定をはかる可能性も高い。 今後は、アメリカがそういう行動に出た時に梯子を外されないように気をつける必要があるということですが、それはある意味正常な2国間関係であり、親米保守の皆さんがアメリカに盲従しなくなることで日本の今後にもプラスになるのではないかと私は期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月29日 06時11分49秒
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