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テーマ:政治について(19792)
カテゴリ:時事
不法残留の中国人を雇っていた会社社長が逮捕されました。 -- 『「日本人は夜勤嫌がる」不法残留者ら大量雇用か、社長ら逮捕』 6月22日5時2分配信 読売新聞 埼玉県戸田市の食品加工会社で不法残留の中国人らを働かせていたとして、埼玉県警が、社長ら3人を入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕していたことが21日わかった。 県警は4月以降、工場で働いていた不法残留などの中国人ら約80人を摘発している。社長は「日本人は夜勤や立ち仕事を嫌がり、『仕事がきつい』とすぐ辞めてしまう」と話している。 県警幹部によると、逮捕されたのは、さいたま市南区辻、「農産物流通サービス」社長清川光雄(55)、同区白幡、工場長小川泰秀(50)、中国人留学生で従業員初振楠(25)の3容疑者。清川容疑者らは2006年5月~今年4月頃、不法残留の中国人男女3人を工場で働かせた疑い。県警は19日、社長の自宅などを捜索。社長らが不法残留などで摘発されたほかの中国人の雇用にも関与したとみて捜査する。 捜査関係者によると、工場では青果の加工・包装をしており、日勤と午後10時までの夜勤の勤務態勢。従業員約200人のうち半数を中国人らの外国人が占めている。外国人の時給は、日勤が日本人より40円安い760円。夜勤が一律900円で、夜勤のほとんどが中国人という。 清川容疑者は、「従業員に外国人を集めた。身分確認はしていなかった」と供述。初容疑者は、「社長らの指示で、中国人ら約50人を集めた。1人あたり3万円の紹介料をもらった」と話しているという。 埼玉労働局によると、食品加工業は、休日も24時間稼働するなどし、不況でも求人が比較的多いという。同局の担当者は、「雇い止めにあうなどした若者に食品加工業を勧めても、夜勤や休日勤務などを理由に敬遠される」としている。 最終更新:6月22日5時2分 -- で、この記事を読むとなんとなく、日本人が夜勤を嫌がるものだから、外国人を不法に雇うのも仕方ない。悪いのは職業をえり好みする日本人だ、といった結論を導き出そうとしているように思えるんですけどね。 以前の派遣村の時にも書きましたけど、これはそんな話じゃない。 夜勤で働く人が集まらないなら、それは雇う側が給料を出し渋っているってこと。 日本人が集まらない、だから不法残留の外国人を雇うんじゃない、人が集まらないなら、合法的に働ける人が集まるだけの待遇にしなきゃいけないんですよ。 その意味で、この社長も読売新聞も大いなる勘違いをしていると言ってよいでしょう。 まあ、読売新聞の場合はとにかく労働力を安く買い叩きたいという財界の意を汲んで、意図的にこういうプロパガンダに手を染めているのかもしれませんけど。 労働局の担当者もそれに手を貸しているように見えますけど、本当にそういう「若者」が多いなら、逆に企業側に「そんな条件じゃ人は集まりませんよ」とアドバイスするのが労働局の役割だと思いますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月27日 13時11分31秒
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