オートフォーカスカメラの日
1977年(昭和52)
カメラメーカーの小西六写真工業(のちのコニカ)が世界初の自動焦点カメラを販売した事からオートフォーカスカメラの日に。
世界初の自動焦点(オートフォーカス)カメラはコニカC35AFで誰でもピンぼけにならず写真が撮れるという事からジャスピンコニカという愛称を。
CMには歌手・俳優の井上順さんを起用。
井上順は前年の1976年から歌番組、夜のヒットスタジオ(フジテレビ)の三代目司会をやられていて知名度が高かったのと先ほども書きましたがオートフォーカスのため誰でもピンぼけにならず写真が撮れるという利点からそれまでほとんどカメラに縁のなかった女性や高齢者を中心に2年間で100万台を生産するほどでした。
小西六(こにしろく)写真工業
1873年(明治6)、杉浦六三郎氏が東京・麹町に薬種問屋小西屋六兵衛商店を立ち上げ。
写真関係商品や石版印刷材料の販売を開始した事に始まり、のちに小西六写真工業株式会社に発展。
1940年(昭和15)、国産初のカラーフィルム さくら天然フヰルムを発表。
*さくら天然フヰルムはのちのサクラカラーリバーサル*
1943年(昭和18)、株式会社小西六から小西六写真工業株式会社に改称。
戦後の国内フィルムシェアはさくらカラー(のちにサクラカラー)が富士写真フィルムのフジカラーを圧倒するほどでこの状態は1970年代にフジカラーが逆転するまで続いていました。
1987年(昭和62)、小西六写真工業株式会社からコニカ株式会社に改称。
ブランドをコニカに統一。
2003年(平成15)、同業他社のミノルタと経営統合し株式会社コニカミノルタホールディングスを発足。
2006年(平成18)、写真関係分野から撤退。
デジタル一眼レフカメラは提携していたソニーに譲渡。
この事によりコニカミノルタのカメラ事業は幕を閉じました。
日本の光学メーカーとしては小西六が最初でミノルタは2番目に歴史を持っていました。
小西六は1903年(明治36)に国産初のカメラ、チェリー手堤暗函を発売。
画像はネットから借用しました。