海底軍艦
海底軍艦は1963年(昭和38)に劇場公開した作品です。
今年、公開55年を迎えます。
日本SFの草分けとも言われるSF作家、押川春浪(おしかわ しゅんろう)が1990年(明治33)に発表した「海島冒険奇譚 海底軍艦」が原作となっていますが映画に出てくる登場人物や設定は映画オリジナルとなっています。
*押川春浪の海底軍艦はシリーズ化され、1907年(明治40)まで合わせて6作品が発表されました*
映画は本多猪四郎監督・円谷英二特技監督・音楽担当、伊福部昭
特殊撮影の撮影助手の中には真野田陽一・宮西武史・川北紘一といった後の特撮界を支える面々が。
同じく特殊撮影監督助手には中野昭慶
出演者は高島忠夫さん・藤山陽子さん・藤木悠さん・佐原健二さん・上原謙さん・小泉博さん・田崎潤さん・平田昭彦さん・天本英世さん・藤田進さん・小林哲子さん
海底軍艦 轟天号は第二次世界大戦時に大日本帝国海軍が設計した陸海空全てで活動できる万能戦艦であるが、建造される前に終戦を迎えたため南方の島に逃げ延びた神宮司大佐(田崎潤さん)率いる「轟天建武隊」によって極秘に建造。
その存在を知った地上進出を目論んでいたムウ帝国が世界中に地震攻撃を加えた上、神宮司大佐の娘(藤山陽子さん)とその場にいたスクープカメラマン旗中(高島忠夫さん)を拉致した事からムウ帝国の野望阻止するのと2人を救出するため神宮司大佐は轟天号で出撃をするというのが
大まかなストーリーです。
ムウ帝国長老は天本英世さん・ムウ帝国皇帝は小林哲子さん。
正月映画として12月に公開したのですが、円谷英二特技監督は前年からこの年にかけてスケジュールが詰まっていて特殊撮影にかけた日数は通常3ヶ月のところを2ヶ月で敢行。
自分は5歳ぐらいの時に日本テレヒで夕方近くに放送していたのを見たのが最初でした。
拉致される前に神宮司大佐と愛娘が話をしているシーンが印象深く残っていました。
数年前に廉価版DVDを購入し、きちんと見直しました。
来年のNHK大河ドラマ(いだてん~東京オリムビック噺~)に武井壮さんが押川春浪役で出演するというのが昨日、NHKから発表されました。
画像はネットから借用しました。