カテゴリ:政治・経済・社会・文化
クロニクル 椎名裁定下る
1974(昭和49)年12月1日 田中金脈問題に揺れた田中角栄首相は、 11月26日に辞意を表明、同日以降自民党では後継総裁 選びが本格化したのでした。しかし、世論の金脈批判が 盛り上がりをみせている時期に、 実弾飛び交う総裁公選を実施すべきではないとの 判断が多数を占める中、総裁候補である派閥の領袖達は、 一致して副総裁の椎名悦三郎に新総裁の指名権を 委ねたのでした。本命は2年前の公選で敗れた福田赳夫氏、 対抗馬が大平正芳氏とされる中、 この日、椎名副総裁は「天に祈る気持で、三木武夫君を 新総裁に指名する」との裁定を発表したのです。 小渕首相が病いに倒れた時の、密室の談合とは異なり、 マスコミ注視の中、総裁候補たちが一致して裁定に従う旨を 宣言していた中での発表でした。 この裁定を受け、挙党一致の三木内閣が発足したのは、 12月9日のことでした。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@za.wakwak.com> Sent: Friday, December 01, 2006 10:17 AM Subject: 1日の日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.02 01:41:12
コメント(0) | コメントを書く
[政治・経済・社会・文化] カテゴリの最新記事
|
|