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クロニクル ルーマニア革命始まる
1989(平成元)年12月22日 フランス革命の開始から200年目にあたる 1989年は世界史的な出来事の多い年でした。 6月の天安門事件、ポーランド、ハンガリー、 チェコ、ブルガリアと相次ぐ東欧諸国の政変と自由化の 進展、このブログでも取り上げたベルリンの壁崩壊…… そして12月初旬の米ソ首脳のマルタ会談による 冷戦終結宣言の発表。 こうした一連の動きの総仕上げが、東欧で最後に残った チャウシェスク独裁体制のルーマニア革命でした。 この日ルーマニアで革命が始まりました。 早朝から首都ブカレストで市民のデモが始まり、 次第に人数を増して、正午前には数10万人の規模に 達しました。午前11時過ぎ、チャウシェスク大統領は 戒厳令を発し、国軍に治安回復を命じましたが、 国軍兵士は命令を拒否、その大半がデモ隊側についたのです。 勢いを得たデモ隊は、共和国広場を占拠して、共産党 本部に殺到、放送局を含む主要機関を手中に収めるに 到りました。 ここに頑強を誇ったチャウシェスク政権は崩壊、ヘリコプターで 官邸を脱出した大統領夫妻は、まもなく捕らわれの身となり、 非公開の軍事裁判で死刑を宣告され、25日夫妻とも 銃殺されました。ここに東欧革命の連鎖は一応の終結を 見たのでした。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@za.wakwak.com> Sent: Friday, December 22, 2006 9:50 AM Subject: 22日の日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.22 18:58:28
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