カテゴリ:国際政治
クロニクル 中国軍ヴェトナムに侵攻
1979(昭和54)年2月17日 38年前のこの日、中国軍は中越国境を越え、ヴェトナムに侵攻しました。1975年に終了したヴェトナム戦争において、大国アメリカに民族の誇りをかけて立ち向かったヴェトナム国民の戦いを、物心両面で支えたのが中国でした。それ故にこの日の中国軍の侵攻は、世界を驚かせました。 この日に先立ち、前年12月、ヴェトナム軍がカンボジア国境を越え、カンボジア東部で、カンボジア軍と激闘を演じ、親ヴェトナムのヘン・サムリン政権の樹立を支援していました。 社会主義国同士の戦いに、当時は何故?と大きな疑問が残ったのですが、中国の行動は、カンボジア政府(ポル=ポト派政権)を支持する中国が、ヴェトナムとヴェトナムを支持するソ連を牽制する意味合いを持っていました。社会主義国同士の仲間割れが、強く印象に残りました。 ヴェトナム軍のカンボジア侵攻、中国軍のヴェトナム侵攻という、2つの社会主義国同士の内輪揉めは、結局、その後の社会主義の落日を告げる序幕をなす出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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