カテゴリ:スポーツと政治
クロニクル 日本もボイコットしたモスクワ五輪開幕
1980(昭和55)年7月19日 39年前のこの日、第22回目の近代オリンピック、モスクワ五輪が開幕しました。 モスクワ五輪については、前年79年12月27日に始まったソ連軍のアフガニスタン(以下アフガンと略記)への侵攻に抗議して、英国、中国、西独(当時)、日本などが、ボイコットを表明、参加を見合わせました。 この結果、五輪出場を目指して、厳しい練習に明け暮れていたアマチュアの選手達、とりわけ80年前後が選手生活のピークであった、マラソンの瀬古選手など、当時の代表選手たちが、泣きをみることになりました。 ソ連のアフガン侵攻から、1ヶ月も経たない1月の中旬に、人権外交というスローガンを掲げた米国のカーター大統領が、ボイコットを表明、対米従属を国是と考える日本にとっては、ボイコットに追随する以外の選択肢は、事実上無くなっていたのです。 スポーツが政治に従属している事実が、余す所なく映し出された、考える事の多い出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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