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カテゴリ:小説
川瀬七緒さんの作品
第57回江戸川乱歩賞受賞
呪術研究が専門の文化人類学者・中澤大輔のもとへ 砂倉真由という少女が訪ねてくる
彼女の祖父は1ヶ月前に何者かに惨殺されていた
事件後に 自宅の縁の下で偶然見つけたという札を彼女は差し出す
札に捺された三人分の血判を見て 本物の呪術符だと断言する中澤
真由は驚き 中澤に事件の真相を暴く手助けを依頼する
怖いんですよ~~ 見つかった呪符の作られ方が・・・
その時点で引き込まれる と言えば 引き込まれます
ポンポンと進む会話と共に 物語も進んでいく前半
その辺りは どんどん読めるんですが
物語も佳境になり 不気味な風情が漂い、主人公たちの口数が減ってくると ちょっと、くるし・・・
少々読みにくく感じたのは否めません
それでも 呪詛や祈祷念仏、信仰、風習
日本の民衆の影の歴史 みたいな部分に
怖いんだけど 興味津々になったのでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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