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テーマ:DVD映画鑑賞(13961)
カテゴリ:日本の映画
1948年12月23日 東絛英機らA級戦犯7名の絞死刑が執行された。 戦勝国が一方的に裁く法廷のあり方に疑問を呈するインド代表パール判事の苦悩と、 その法廷にたったひとりで立ち向かった “人間”東絛英機の真の姿を浮き彫りにしていく。
公開時に興味持てども 山田洋二さんらによる上映反対運動のようなものがあり 「これは見ることはできないんだろうな…」と とても残念に思っていた作品。
10年以上経って レンタルショップに並んでいるのを見て 驚き、喜びました。
パール判事の独白で始まり インドの独立を差し込みながら進行。
「極東国際軍事裁判」 わかってはいたけれど 「裁判」という形をとった「政治」=「占領政策」
同時進行的に 三権分立を謳う日本国憲法が作られていると思うと 作中にも繰り返し登場した言葉ですが まさに 「ダブルスタンダード」
そのダブルスタンダードに苦しむのが日本人だけではなく パール判事以外にも 正しい裁判であろう、公正であろうとする人(戦勝国側)も描かれていて 印象に残りました。
特に アメリカ人弁護団のブレークニー氏による 広島へ投下された原爆に関する発言については知らなかったので 正直、驚きました。
愛新覚羅溥儀の出廷+偽証も知らず・・・ きちんと勉強していないおかげで(滝汗) 長い映画にもかかわらず 中だるみするようなことは一切ありませんでした。
「後ろから頭を叩かれる東条英機」 の場面も ちゃんとあって 実際の写真と比べても 同じ(に見える)セットになっていて おぉ~~となりました。
内容は 賛否両論あるのは知っています。
が
長い長い裁判が題材のため そのすべてが描かれている訳ではないけれど 記録に基づいて作られた映画であることは確かなので 一見の価値あり。
より ハードル低いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月14日 18時41分59秒
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