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カテゴリ:TZR250(3MA) 回顧録
「バイク乗りが何を今さら。」・・・と言われるかもしれないが、私は今回初めて漫画『キリン』(少年画報社出版)を読みふけっている・・・。(友人から単行本をまとめ借りして。)
今までにバイク漫画では『バリバリ伝説』と『あいつとララバイ』(ともに講談社出版)はオンタイムで購読していたが、なぜか『キリン』とは縁がなかった・・・。 今さらながら、結構ハマってしまっている自分に気付いた・・^^; --------------------------------------------------------------------- さて、私の保育園時代からの同級生に『BOOチン(ブーチン)』という旧友がいる。 高校は違ったが、高3の頃には私と同じくバイクに興味を持ち始めた友人の一人である。お互い大学に進学が決まると、彼は私より一足早く中型バイクを購入した、中古の『CBR400R』(通称『エアロ』)を。 ちなみに彼のバイク遍歴は・・・。 ’87(?)CBR400R→’88NSR250R(実は友人からの借物)→’89NSR250R 学生時代、彼は金沢、私は京都に住んでいたのだが、休みの日にはバイクで地元(福井)の峠やお互いの下宿先近場をよく走りに行ったものである。 そして彼、私よりも一足先に『膝擦り(ひざすり)』を達成した先輩(?)でもあった。(笑・今じゃあどうでも良いことだが、当時RR(レーサーレプリカ)乗りは『膝擦り』するコトが第一関門(命題)の様ですらあったっ!) 思い返すに、’88NSR(何度も言う様だが『友人からの借物』・・。)に乗っていた頃の彼が最も『キレ』ていた(乗れていた)頃だと思う。 比較的小柄でもある彼の乗り方は、ひと言で言うなら『コンパクト&スムーズ』。NSRを操る時の彼は、倒し込みの際に多少逆操舵のアクションは大きめだったものの、その後の旋回はまさに『カミソリ』のような切れ味で、腰のずらしは少なめにもかかわらず、容易に『膝擦り』は敢行されていく・・・、上りの峠では我が3MAは付いて行くのがやっとだった・・・。 そんな彼と、長野に泊まりがけのツーリングに行った帰り道でのワンシーン・・。{※この時の私は3MAの2台目(黒銀)、彼は’89NSR。} 信号待ちをしていた私達の横に並び掛けた1台のRR、RGV-250Γ。 レーシングツナギを着ていていかにも近くの峠をひとっ走りして来た後、といった感じだった。 Γ乗りの彼がアクセルを『パパーンッ』と煽る、シグナルグランプリの合図である・・・。 ・・・「やるかっ・・!」 私はクラッチを切り8000回転にエンジンをキープさせ、信号が変わるのを待つ・・・。 そして・・『青』ッッ!3台一斉にスタートっ! 私は半クラッチミート、8000回転をキープしたままの会心のスタートだった、我が3MAはフロント荷重が完全に無くなり軽くリフトアップ状態のようだったがアクセルは絶対に戻さないっ!かたや、Γ乗りはやや吹かし過ぎたのか完全にウイリー状態、アクセルを戻した分、私から少々遅れをとった様だ・・・。しかし、『BOOチン』はそのΓの後に続く・・。 パ~ンッ・・・パーーーーーンッ・・パーーーー・・・ 私はレッドチョイ越えの12000回転でのシフトチェンジ、ミラー越しにΓ、そして『BOOチン』のNSRが追従するのを確認! 勝負は次の信号の赤まで・・、3速全開の5百メートル前後ではなかっただろうか・・・?と記憶している。 「ヨッシャァ~!!オレの勝ちっ!」(←私の心の雄たけび) 僅差ではあったが、我が3MA、Γ、NSRの順で次の交差点信号に着いた。 その信号でΓ乗りと別れた後、しばらく私は勝利に酔いしれていた・・・。 「やっぱりこの(3MA)黒銀、後期型だからか以前の白赤よりも速いわ~」などと思いながら。 で、その後自販機前でバイクを止め、休憩を取った時の『BOOチン』との会話・・・。 「なあ、yamasada、さっきの勝負さぁ・・。アレって本気?」 「・・んっ!?ああ、本気だったさ・・・。」(私の思い:負けたくせに何言ってんの・・?) 「ふ~ん、じゃあオレのほうが速いかも・・・。」 「!!!なに~っ、『BOOチン』一番遅かったくせに、負け惜しみ言・・」 「いや、さっきのΓの子の様子見してたんだが、彼あきらかにスタート失敗だったんだよね、でも彼とyamasadaとも後半だいぶ詰まってたぜ。」 「よ~しっ、そこまで言うなら『BOOチン』、もう一回勝負だっ!!」 結果は・・・以前の当ブログの話といっしょである・・・もう書きたくない。・・・っていうか、それ以降、NSRとのシグナルグランプリは絶対しない事を心に誓った。 {追記('06.1.24):今の思いはちょっと違う・・・できれば完調な同年代NSRと今一度くらべてみたいっ!!(笑)} そしてこの『BOOチン』、借物の’88NSR以降、自分の’89NSRにいたるまで、一度もコケさせる(転倒する)コト無くして『バイク乗り』を降りた。理由は「バイク乗るのちょっと怖くなってきたのと、クルマ欲しいから・・。」といった事だったと思うが、RR乗りとして無転倒で終わることは珍しいコト(?)だと私は思う・・・。 ↑左が友人『BOOチン』と彼の’89NSR。↑ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月11日 01時18分09秒
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