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カテゴリ:クルマ&バイクのメンテ
ラットカスタムのカワサキ野郎さんからのもう1台のお預かり品、スズキ・ハスラー90(1970年式)。 最初預かった時のプチトラブル(?)だったいきなりのエンスト症状は、スパークプラグの交換だけですっかり直ってしまった。 それ以来エンジンの吹け切り感はいたって好調なので特に触る気もなかったのだが、最近になってオーナーさんがエンジン始動時にカブらせてしまって始動困難に陥ってしまった。 その時の状況を聞いて原因はすぐに分かった、『最近冷えてきたので、キックスタートする時にチョークを引いてキックした』のだという。 つまり、それが原因。 このバイク、チョークを引かなくてもいつも始動性はフツーに良かった。というか、チョークを全開に引くとむしろ始動性が悪くなり、引いても1/3程度のトコロで留めておくのが最も掛かりやすいトコだというコトが最初から分かっていたのでいつもその程度くらいにしていた。 でも、ソレが本当(本来)ではない事くらいは分かっている・・・ただ、あまり触りたくなかっただけだったんです・・・。 で、直す(直る?)、直らないは状況次第として、一応その原因だけでも把握しておこうとキャブをもう一度外してみた。 そういえば、前回キャブを分解した時もこれといって詰まりもなく、比較的綺麗な部類のキャブではあった。 ただ、メインジェットの打刻はミクニのマークこそ何とか確認できるものの、番数は『0』しか読み取れないくらい表面が摩耗していた。(または最初から打刻が不十分で不鮮明だった?)一方、パイロットジェットの方はミクニのマーク&番数とも鮮明で『17.5』を確認できた。 多分なのだが、この車両はエアクリやチャンバーも純正のままだし、おそらくジェット類の番数変更はしてないと仮定してサービスマニュアル記載どおりのものとしてメモしておく・・・これこそがホントの備忘録 ! (゚Д゚)ノ オーッ、イェーィ! 09491-32001 ジェット、メイン#160 (ミクニ 六角小タイプ=流量表記 ケイヒンの#115相当) 09492-17002 ジェット、パイロット#17.5 スズキの品番はハイフォン以降の最初の2ケタが番数を表すみたいですね。 例えばメインジェットの『32』は、その1/2×10で『160』。 (例:#150だと09491-30001) パイロットジェットの『17』は『17.5』 (例:#15だと09492-15002、#12.5だと09492-12002) この表記は記載の順列こそ異なるがヤマハの部品番号の表記の規則性とも共通性があるようだ。 で、今回再度分解して見つけた不具合がこちら(↑↑↑)・・・あー、少量みたいだがチャプチャプいってるーっ! フロートが経年劣化で亀裂が入り燃料が浸み込んでいるワケ。 フロートは一対式で片方は健全だったので一室一個型に較べたら幾分マシなようだが、それでも当然規定値よりは多くチャンバー室にガスが入ってくるワケで、常時燃料は少し濃い状態なんでしょうねぇ。 この状態のまま、パイロットスクリューの適正値は1と3/4回転あたりの戻しだ。 実走での走りっぷりは本当にまったく問題なくとっても良いんですよねぇ~っ・・・ しっかし、サイドロータリーディスクバルブ、カッケーなーっ♪ ・・・というコトで、もうしばらくこのままでイキます・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月05日 19時37分44秒
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