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カテゴリ:気になる絵本
ときどき庭に勝手に生えてくるキノコの写真を載せていますが、この本は、色も形もさまざまなキノコの写真絵本です。 見たことのあるようなキノコ、見たことのないキノコ、意外な場所から生えているキノコ、胞子をまくキノコ・・・でも、図鑑ぽくはありません。幻想的な写真集という感じ。 文章の方は、キノコとは何なのかを教えてくれます: きのこ・・・が、いない。 ここだよ、ここ、土の中。 (中略) 呼んでいるのは だれだろう? きのこはやっぱり いないのに いるのさ、ちゃんと。 それは菌糸とよばれる 10ミクロンの細い糸。 ――越智典子・文、伊沢正名・写真『ほら、きのこが…』 枯葉の裏に白くついたカビのようなものの写真が載っています。私は近所の公園のじめじめした木立ちの下で、この写真にそっくりの白くなった枯葉を見たことがあります。 その時は、カビか、病気の葉っぱなのだと思っていました。でもそれは、キノコの形をとらない時のキノコ、つまり菌糸なんですって。へーえ、初めて知りました。 ほかにも、西洋ファンタジーに縁の深い「妖精の輪(フェアリー・リング)」、つまり輪になって生えたキノコの写真もあります。これなど一度、実際に見てみたいものです。 きのこの輪はひろがって 山ひとつをとりかこみ やがて海のにおいをかぐ。 そのころにはもう 輪になっているとはみえなくて 一列にならんで 前進するように見えるだろう。 ――『ほら、きのこが…』 なんて、ファンタジックですねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 11, 2010 11:12:48 PM
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