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カテゴリ:気になる絵本
伊丹で開催されている「誕生50周年記念・ぐりとぐら展」を観てきました。
中川李枝子さんの作品では、私は『いやいやえん』が幼い頃から持っていて好きですが、もちろん有名な『ぐりとぐら』も、小学校で読み聞かせをしたりしてお馴染みです。この展覧会では、私の生まれるより前の、貴重な初版本を見ることができました。 『バムとケロ』シリーズの原画展でも思ったのですが、原画は決して大きくないです。絵本の原寸大に近い。そこに、タンポポの葉っぱのぎざぎざや、家の中のあれこれが細かく書きこんであります。絵本ですから子供の目線。子供の目って、すみっこに落ちているゴミとか、そういう細かい物がよく見えるのでしょうね。 でも、余白もいっぱいあるのです。バムケロのような鮮やかな背景ではなくて、かなりの部分が白い。そのバランスが、なつかしい感じ。そして、卵とか毛糸玉、かぼちゃ、うみぼうずさんなどの巨大さが映えます。 展示場には卵や毛糸玉の大きな模型もつくってありましたが、見に来た子供はもちろん、大人もいつもと違うサイズの視点を体験するのに、良いですね。 私は『ぐりとぐらのおおそうじ』など最近の作品は知らなくて、展覧会で初めて見て読んだ(絵本を読めるコーナーもある)のですが、およそどの作品にも、仲間とごちそう、これがおきまりですね。子供にとって、とくに昭和の時代の子供にとって、みんなで輪になって(テーブルやちゃぶ台を囲んで)ごちそうを食べることは、定番のたいせつな大団円なのでしょう。 一緒にいた私の母は、『おおそうじ』に出てくる、小さな弟(か、妹)の手を引いたうさぎの姿が気に入ったと言ってポストカードを探しましたが、残念ながらその場面は葉書になっていませんでした。遊ぶときもちいさい兄弟の面倒を見ている子供、これも昭和の古い世代の子供の姿ですね。母は4人兄弟の末っ子ですから、手を引かれた小さな子うさぎの姿を気に留めたのかもしれません。 そうした小さい子も参加してのおやつタイム。みんなおいしいものを食べて、仲良し、仲良し、まんぞく、まんぞく。この充足感が子供にはとっても大事ですね。 ところで、私はやっぱりファンタジー&海洋冒険ロマンが好きなものですから、『ぐりとぐらのかいすいよく』で、手紙の入っていたあきびん(古いイタリアの葡萄酒の入っていた藁に包まれたびんです)のコルク栓を、ぐらが巻き貝でツンツンしている絵柄のポストカードを買いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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