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カテゴリ:観劇・LIVE
松竹大歌舞伎。
あなたの街にまいります! と銘打った地方巡業。 我が町にもやってきてくれましたよ 張り切って取った甲斐があって席は前から2列目。 花道側の超近い席。 しかも初心者にはうれしい 「歌舞伎のみかた」付きby笑三郎&春猿。 かけあいのトークを楽しみながら歌舞伎の基本を教えてくれる。 義太夫とか、三味線の効果とか、附け、大向こうの掛け方、見得の切り方まで教えてくれます。 ついでに今日の演目「俊寛」のあらすじまで解説付き。 相変わらずかわいらしいなぁ、春猿丈…。 あら?あら?でもなんだか痩せた?というよりやつれたような…。 ほんのり心配しつつ「俊寛」が始まります。 この作品は近松門左衛門の浄瑠璃を歌舞伎化したもので、原作は享保4年(1719年)大阪・竹本座で初上演。 史実を題材にしたこのオハナシは主人公・俊寛の心の葛藤が最大の見せ場です。 史実では3人のうち許されるのは2人だけで、最後まで俊寛だけ許されず島に一人ぽっち…。 だそうですが、近松は温情により島を出ることを許された俊寛が、若い恋人達のために身代わりになる。と言う絶望、喜び、苦悩と次々に変わる感情を見せつつ、人間の崇高さや弱さを見せるお話に仕上げました。 その、次々に変わる感情をゆたかにゆたかに表現し、熱演するのは我等が右近丈。 共に島流しに逢い慰めあい、励ましあう仲間丹波少将成経に笑三郎丈、平判官康頼に段治郎丈。 もともとのお話は平清盛の世。 清盛暗殺の企てが露見して3人は島流しにされる。 髪はザンバラ、顔には覇気がなくしぐさも老人のように見えるがまだまだ若い30歳代。 島の生活も永遠に続くかと思われたある日、清盛の娘で天皇の側ある徳子の安産祈願の特赦により、都に戻れることになる。が…。 髪はザンバラだし、歩き方もよれよれ。 どんなお年寄りの役なの?と思ったら「三十台後半、壮年の男」だと。 それにしても深手を負った瀬尾との死闘は死に掛けのジジィの戦いだったような…(シツレイ!) 最後のシーンで、納得してわかっててそれでもあえて身代わりとして島に残ることに決めたものの、いざ、皆を載せて去っていく船を見てしまった瞬間、追いすがり、その姿を求めて遠ざかる船の姿の切なさに松の木を折っちゃうくらいの感情が爆発するのだ。 もう一つの演目は打って変わって「お祭り」 粋な芸者の春猿も参加してのニギヤカで華やかな世界が広がりました! いやいや、なかなか面白い企画でしたよね。 次回は月末。 もう一つの地元でありますvv *つけたし*午前中野暮用で大國魂神社へ 本当にチョロットしか寄れなかったのだけれど、おおそういえば、山開きしたんじゃないか! 去年は小野照様まで行ったなァ ここは本殿ばかりで他をじっくり見た事がなかったんだけど実は興味深いものがてんこ盛り。 東照宮があったり、源頼朝が刺した矢が根付いた竹とか。 実はここで山開きをしてることにウッカリ気付いてなかった だって「富士塚」ないじゃん! でもまぁモチロン、きちんと左・右・左と茅の輪を潜って罪を祓いましたよぅ。 日頃から煩悩だらけなので真面目に一心にお祓いしておきました。 次回こそちゃんと隅々まで見てみようっと。イツダヨ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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