564140 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ホタテバーガー☆ミ

ホタテバーガー☆ミ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

コメント新着

 ちにた@ Re[1]:ご、合格だと?!(06/12) どどんぱさん ありがとうございます~! …
 どどんぱ@ Re:ご、合格だと?!(06/12) おめでとうございます! 読んでいるだけで…
 ちにた♪@ Re[3]:会津若松図書館(09/25) たんごさん ものすごく遅いレスでごめんな…
 たんご@ Re[2]:会津若松図書館(09/25) はじめまして。 古い記事への問い合わせ…
 ちにた♪@ Re:おめでとうございます☆(05/10) どどんぱさん ありがとうございます。 こ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2010年02月12日
XML
カテゴリ:幕末関連書物
骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと

前から一度読んでみたいと思っていた一冊。
友人に借りてちょき読みました。
内容は良く知られているように、増上寺に埋葬された歴代徳川将軍と正室・側室の墓所を改装するに当たってなされた調査報告。
知らなかったんだけど他に、尾張藩主・徳川慶勝父子、伊達家三代、高遠藩主・内藤家、沼津藩主・水野家、長岡藩主・牧野家、黒田藩家老久世家などの大名の骨も調査しているのだ。

写真がふんだんで読みやすいのだけれど、なんてったってホンモノのガイコツどくろの写真のオンパレードびっくり
発掘当時の様子って結構リアルです。
中には髪の毛の付いた頭蓋どくろがあったりで、人目のあるところではちょっと開くのをためらわれる一冊。

専門用語(?)が多く、理解できない部分も沢山あったけど興味深い内容でした。
将軍、大名は江戸初期から末期にかけてかなりな変化(進化?)を遂げた。
簡単に言うと「物をかまない生活になっていった」ってコト。
将軍の食事ってヤツは、ものすごくやわらかいものばかりだったらしい。
歯の磨耗がほとんど無いんだってびっくり

将軍の骨格を「貴族形質」として、一般人を「庶民型」とするなら親藩→譜代→外様の順番でより「貴族形質」に近い。
それも幕末には一層その傾向がある。
骨格の形成には生活習慣が大きな影響を与えると言うことが顕著にわかるなぁ。

正室・側室たちの調査はもっと興味深かったうっしっし
正室はその身分や勢力関係だけで選ばれていたのかと思ったら骨格的に似ているタイプを選んでいた傾向があると言う。
側室にいたってはソレが大分重視されたらしいと言うのだ。
興味深いでしょあっかんべー

埋葬方法も驚いた。
将軍家には決まりがあってそのとおりに代々葬られていたと思っていたが、結構まちまち。
基本的には石室があって同じなんだけど、蹲踞だったり胡座だったり。
保存状態も関係あるので一概には言えないとは思うけど、副葬品や衣装もまちまちだったようだ。
どちらを向いて埋葬されていたかと言うのが最大の関心事だったのだけれど、それは書かれていなかった…残念泣き笑い

天海の意思がどこまで引き継がれていたのかを知るいいチャンスだったんだけどなあっかんべー

昭和20~30年頃に行われたこの調査、今の技術でもう一度調査できたらさらに興味深い事実が沢山わかったかなぁ。
でも。
その人のことを知りたい。すべて知りたい。何もかも知りたい。と思う気持ちはあるけれど、
カラダを引き裂き、骨を取り出して数字に並び替えて分析するコトとは違うから。
こういう「やむをえない改葬」の機会以外ではやらないで欲しいと思ってしまいます。

鈴木尚 東京大学出版会

2010/2/27追記
尾張徳川西光庵の慶勝・義宜親子は昭和28年4月28日から改葬のため調査されました。

高遠藩内藤家は藤原秀郷の子孫。5代目の孫、行秀が内藤検校と言われたのでこの称号により「内藤」の姓としたと言う。
正徳4年(1714)6代清枚死去の時太宗寺へ葬られ、以後同寺は内藤家の菩提寺となる。
昭和27年、都の区画整理により、新しい道路が墓地を貫通することになり12月20日~1月7日にわたって改葬が行われた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年02月27日 23時21分48秒
コメント(5) | コメントを書く
[幕末関連書物] カテゴリの最新記事


フリーページ

幕末の人物~箱館関係者~


伊庭八郎


天野新太郎


大塚浪次郎


甲賀源吾


中島三郎助


本山小太郎


古屋作左衛門


春日左衛門


荒井郁之助


高松凌雲


榎本武揚


松平太郎


永井尚志


沢太郎左衛門


大鳥圭介


小芝長之助


小野権之丞


外島機兵衛


竹中重固


星恂太郎


滝川充太郎


松平定敬


幕末の人物~新選組~


近藤勇


畠山芳次郎


斎藤一


沖田総司


幕末の人物~箱館新選組~


島田魁


相馬主計


沢忠助


中島登


野村利三郎


松沢乙造


漢一郎


市村鉄之助


大野右仲


安富才介


横倉甚五郎


石井勇次郎


森陳明


年表


天保6年(1835)~万延元年(1860)


文久元年(1861)


文久2年(1862)


文久3年(1863)


文久4年(1864)元治元年


元治2年(1865)慶応元年


慶応2年(1866)


慶応3年(1867)


慶応4年(1868)明治元年


慶応4年(1868)明治元年


明治2年(1869)


明治3年(1870)以降


幕末の人物~箱館以外~


秋月悌次郎


佐藤彦五郎


松本良順


輪王寺宮公現法親王


富澤忠右衛門


望月光蔵


林忠崇


江川太郎左衛門英龍


孝明天皇


南柯紀行


~鴻之台から宇都宮~


~宇都宮から会津~


会津藩


松平容保候


萱野権兵衛


相関図


兄弟


小沼良介直忠


照姫


友松勘十郎氏興


和泉守兼定


イベントスケジュール♪


イベントスケジュール2007


イベントスケジュール2008


イベントスケジュール2009


イベントスケジュール2010


見たい!行きたい!跡地めぐり


東京都編


東京都下編


東京以外


企画展示


プロフィール

ちにた♪

ちにた♪


© Rakuten Group, Inc.
X