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テーマ:住宅コラム(1790)
カテゴリ:洋風建築
2021/11/16/火曜日/薄曇り、朝初めて寒し
午前に成城みつ池緑地にある洋館を訪ねた。駅から12.3分くらい、国分寺崖線方向へ進むとこんもりした樹木が見えてくる。 ![]() アメリカで成功した楢崎定吉が1937年頃建築したものという。当初は今の何倍もある敷地だった様子で、館内のビデオで確認できる。 この洋館を1961年に山田耕雨氏が購入し、しばらくは別棟のアトリエで作画したという。門弟たちも多く、ここで画業に励んだ由。 ![]() ↑2階に山田耕雨氏の作品2点が展示されていた。左の福禄寿と見えるお顔は山田氏に似ているそうで、自画像かも。 2階にある唯一の客間和室の壁色は実に独特。自然光で見ると濃茶だが、光が当たると紫色に。 水回りとオープンテラス以外は手を加えることなく当時の姿をかなり留めている。 ![]() 半世紀ほどを経て、区に寄贈され修理後に一般公開された。 あまり知られていないのか、本日の見学は私ひとり。 当時のデザインに戻された上げ下げ窓からは富士山も見えたとか!今は鬱蒼とした樹木で見晴らしは期待できない。 この緑地下の湧水辺りでは夏に蛍も見られるそうで、もう少しすると紅葉も美しいそうだ。 これが無料なのだから、世田谷区は本当にお金持ちなのだなぁ。受付の猪俣邸ポストカードが気になる。尋ねるとすぐ近所だとのこと。戦前の立派な数寄屋住宅で有名な建築家云々 え、もしや吉田五十八ではないでしょうか?と聞き返すと名前を忘れてしまったとか これはこれは、へんしも早うと気が急く ー続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.17 07:11:54
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