テーマ:身近な生き物(369)
カテゴリ:生き物
世の中には、ナミアゲハの飼育をしている人がいっぱいいらっしゃるようで、検索すると、いろんな記事を読むことができます。
そんな中、前蛹になってから、17時間半で脱皮を始めて、サナギになる、というのがありました。 昨日、ミナちゃんが前蛹になったのは、朝の6時から7時の間です。 (前蛹の形になったのが6時で、手を離したのが7時) ということは、脱皮してサナギになるのは、夜の12時くらいのはずですからね、十分に見ることができそう。(昨年のナミちゃんは、私が寝ている間にサナギになっていた) 夜の11時半くらいから、わくわくしながら待っていましたよ。 するとね、12時近くなったころに、この前蛹のミナちゃんが、少しもぞもぞし始めたの。 これは、期待できる、 すぐにカメラを準備して、様子を見ていました。 背中が割れるところを、ちゃーんと見て、パキッパキッというような音も聞きました。 ミナちゃんの模様がだんだんと下に下がっていくので、皮がむけているのがわかりやすいですね。 皮を下に落とす瞬間をどうしても見たくて、カメラの動画で撮りましたよ。 ここにのせているのは、動画をキャプチャした画像です。 上半身は帯糸で引っ掛けているだけ、お尻を竹箸にくっつけて留まっているのに、いったいどうやって脱いだ皮を落とすのか、本当に興味津々でした。 失敗したら、だらーんとぶら下がってしまいそうですもの。 動画に撮ったもので確認したら、脱いだ皮を下の方に寄せたあと、今度はお腹の方にまとめ上げて、お腹で何度も押して固めて、それから体をよじってぶん投げるようにして落としていましたよ。 お腹で押し付けている間に、お尻を竹箸にくっつけ直しているのでしょうね。 これは、無事サナギになって、大人しくなったところ。 体の前面が、まっすぐです。 それが、しばらくして見たときには、下腹を突き出したような姿勢になっていました。 確か、サナギは、もっとスリムだよねー、と思いつつ、昨夜は安心して就寝。 そして、今朝見たら、ミナちゃんは、こんな感じ。 下半身がちょっとスリムになりましたね。 昨夜からの体形の変化を見てみてね。 ナミアゲハになったときの、眼玉の位置や、触角、前脚の場所、翅が格納される場所なんかも、わかりますね。 羽化の予定は、18日から19日頃。羽化が近づくと、中の翅などが透けて見えるようになりますよ。 楽しみです。 それでは、別のお話もね。 昨日書道会の冊子が届いたのですが、大筆で書いた私の作品が掲載されていました。 これは、「大禹惜寸陰」…大禹は寸陰を惜しむ、と書いています。 中国古代の伝説の聖王・禹は、大聖人であったけれど、それでもなお、わずかな時間も惜しんで努力した、ましてや、我々凡人は、時間を大切にして、努力を惜しんではいけない という意味だそうですよ。 出典は「晋書・陶侃(とうかん)伝」 常語人曰、「大禹聖者、乃惜寸陰。至於衆人、当惜分陰。豈可逸遊荒酔、生無益於時、死無聞於後、是自棄也」 陶侃が常に人に言っていたのは「大禹(夏の禹王)のような聖人であっても「寸陰」を惜しんだ、普通の人などは、当然「分陰」を惜しむべきだ」 一寸が十分なので、分陰は、寸陰の1/10の短い時間ということでしょうかね。 この陶侃という人は、東晋時代の名将だったそうです。いつもこの言葉を部下たちに言い、みずからにも厳しくしていた人らしいです。 その精励ぶりは、たとえば仕事中は一日中膝を崩さずに事務仕事をし、その日の仕事を翌日に延ばすということがなかった、だから、部下が酒や博打で仕事をなまけているのを見ると、酒器や博打の道具をとりあげて川に投げ込んで、「ばくちなどは、人間のクズのやることだ!」と諫めたとか。 今なら「パワハラ」とか言われるかもしれませんね。 それから、以前階段の壁にかけていた掛け軸を、ここにかけ直しました。 見慣れたせいか、この紫色も、まあいいかな、と思えてきた。 今度の作品展には、自詠の歌を作品にして出品するつもりですからね、それも楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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