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カテゴリ:東日本大震災
相馬訪問では、相馬ひまわり基金法律事務所の事務局さんたちと夕食をご一緒した。
18時から21時過ぎまで、3時間余り、話は尽きず、帰るときは、後ろ髪引かれる思いだった。 彼女たちから聞いた余りにも沢山の哀しみを、私は、ここで紹介する気にはなれない。 泣き虫の私だが、弁護士としては自分よりつらい思いをしている人の前では泣かない、ということを心がけている。 でも、明るく気丈な彼女たちの心を覆い尽くす余りにも深い哀しみに、私はこらえきれなかった。 八木重吉の言葉を借りて叫びたい。 このかなしみをひとつに統ぶる力はないか。 それでも、どうしても書きたいと思ったこと。 彼女たちは、震災後、人の優しさ、人の温かさが心に沁みて仕方がない、という。 真心は、直ちに希望にはならないけれど、「救い」になると。 「救い」の意味をこれ以上解説する言葉を私は持たない。 でも、他者の痛みを我がことのように想像して、我がことのように痛むことができる優しさを持つ人がこの世に一人でも増えれば、救いが増える。 私自身は勿論のこと、沢山の人が潜在的に持っている優しい真心を引き出す活動も行っていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.29 11:58:59
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