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弁護士YA日記

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日出町法律事務所
2019年6月より1年間、日本弁護士連合会客員研究員としてイリノイ大学アーバナシャンペーン校に留学後、弁護士業務を再開しました。
弁護士葦名ゆき(あしな・ゆき)
2012.04.01
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カテゴリ:東日本大震災
先日、家族でちょっと遠出をしたのだが、帰路、東名高速で事故渋滞にはまってしまって、車内に缶詰になってしまった。

夫はラジオで情報収集しながら慎重に運転してくれており、私と息子は、後部座席で隣り合わせにくっついて座っていた。

夕方くらいに到着かなと思っていたけれど、この調子では何時に静岡につけるだろうか・・・と心は焦る。
でも、息子に不安や動揺を与えちゃいけない、安心して楽しい時間を過ごしてほしいと思って、私なりに、ではあるけれど、チャイルドシートに固定された息子と手遊びやおしゃべりをして、いろいろ工夫して過ごしていた。

幸い、渋滞からは1時間半ほどで抜け出せて、自宅に帰り着き、もう目が塞がりそうな息子を寝かしつけたのだけど、ずっと頭をぐるぐる回っていたことがあった。
それは、東日本大震災発生後の母たちの想いだ。

3.11、あの日以降、どれほど沢山の東北のお母さんが、ライフラインも通信網も遮断されて、情報が入らず、食べ物も衣類も寝具も極端に不足している中、不安な思いをされただろうか。

おそらく、自身も、不安と恐怖に心を締め付けられながら、でも、せめて子どもだけは動揺させたくない、お母さんが、ママが、側にいるから何にも怖いことはないでしょう、大丈夫よ、と、自身にも子どもにも言い聞かせながら、一生懸命、笑顔で子どもを抱きしめていたのではないだろうか。

辛いときにこそ笑顔、とよくいうけれど、自分一人のためには、やっぱりできないことだと思う。
でも、守るべき誰かのためであれば、特に子どものためであればできるのではないか、そんな気がする。
あのときの、沢山のお母さんの切ない気持ちを考えると、胸が締め付けられるような気がした。

せいぜい1~2時間の渋滞にはまった位のことと凄まじい被災地の夜を比べるなんて、荒唐無稽な発想だと思う。
でも、ちょっとだけ、本当にほんのちょっとだけ、あの日の夜に身を置けた気がする。

母の子に対する愛情って、海より深い。
この愛情から出てくる行動は、理性とか熟慮の結果からもたらされるものだけではなく、本質的には生き物としての本能に基づいているから、私は「正しい」と思っています。
乱暴ですか?

戦争に反対したのも、母たちでした。
今、原発に反対している一つの大きな勢力も母たちです。

母たちの声を「理性的じゃない」とか「経済的合理性と相容れない」とかいって排斥する国は、持たないと思う。生き物としての本能的な警告を無視する国に未来はないと思う。

私は、一人の母として、子どもたちの未来を守る責任がある・・・そんな感傷的なことを思った夜でした。





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Last updated  2012.04.02 03:26:58
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