804022 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

バス停地名学のすすめ

バス停地名学のすすめ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09

コメント新着

路線バスで通りすがりました@ Re:第244回 【幻の橋編(10)】 日曹橋(にっそうばし) 後編(08/20) 日本曹達の工場があったと書かれているブ…
秋庭伶香@ Re:第75回 棒茅場(ぼうしば) 前編(07/11) 竹下明希 田中日奈子
荒川自然公園@ Re:第75回 棒茅場(ぼうしば) 前編(07/11) 岩田陽菜 横田亜美
旗岡八幡神社@ Re:第75回 棒茅場(ぼうしば) 前編(07/11) 大工原里美 吉沢愛
2008.03.12
XML
カテゴリ:西東京市
(前回からのつづき)

「上宿」の項でも触れた通り、水の利の悪い田無の地に玉川上水からの用水堀が引かれたのは元禄9年(1696)のことで、この地で青梅街道の南北に分かれて宿場裏を流れましたが、ここではその用水に渡した橋が架かっていたことから、橋場の地名があります。橋場交差点のすぐそばで、分水跡の「やすらぎのこみち」「ふれあいのこみち」の入口が街道を挟んで向き合っています。

地図を見るとわかりますが、橋場は青梅街道から成木往還(東京街道)と立川道(鈴木街道)が分かれる三又の追分でもあります。成木往還は、青梅街道の前身ともいわれる道筋で、江戸街道や東京街道といった呼称は、青梅側を起点にした命名であるところが特長です。一方の鈴木街道は、玉川上水の喜平橋で五日市街道に通じています。

青梅街道と成木往還の二又のところに、庚申塔と地蔵の祠が二つ並んでいます。祠の中には花や水、千羽鶴、そして地蔵にはコートが着せてあったりと、今も地域の信仰を集めている様子がよくわかります。

バス停から青梅街道を西へ歩くと、すぐ右手に関東バスの田無橋場折り返し場があります。関東バスだけが、「田無」を冠にしたバス停名を使っています。三鷹駅から来る関東バスは、橋場から東京街道に入り多摩六都科学館まで路線を伸ばしていますが、この先は土曜休日のみの運行で、平日はすべて橋場で折り返しています。

橋場を過ぎると、周囲の景観はぐっと視界が広がり、開放的になります。かつての武蔵野の田園地帯の面影の中を、バスは西へと向かいます。

人気blogランキングへ
にほんブログ村 地域生活ブログ 東京情報へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.03.12 16:30:40
コメント(1) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.