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バス停地名学のすすめ

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2008.11.06
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カテゴリ:豊島区
(前回からのつづき)

都電の踏切を越えると、右手に石畳とケヤキ並木がシンボルの鬼子母神参道が続いています。この参道の見どころのひとつに、並木ハウスがあります。参道中程の右手にモダンな長屋風の建物が見えてきますが、これは昭和8年築の並木ハウスアネックスで、最近外装の保全工事がなされたようで、美しく甦っています。その裏手に残るのが本家並木ハウスで、かつてトキワ荘から移った手塚治虫が昭和29年から3年間を過ごした建物が現存しています。

やがて参道突き当りを左へ曲ると、正面が鬼子母神境内です。正式名称は法明寺鬼子母神堂であり、近くの威光山法明寺の飛地境内という位置付けになります。樹齢約600年ともいわれる大イチョウを見ながら境内奥へ進むと、寛文4年(1664)建立の荘厳な本堂が聳えるように目前に立ちはだかります。「鬼子母神」と書かれた巨大な扁額をよく見ると、「鬼」の字に点がありませんが、これは自らが多くの子を生んだ母でありながら、平気で他人の子を取って食べるという暴虐さを持っていた鬼子母神が、釈迦に帰依して悔い改め、安産・子育ての神となったこと、すなわち鬼から角が取れたことを意味するといいます。また、バス停のローマ字表記では「きしぼじん」となっていましたが、正しくは「きしもじん」と読むようです。

境内中央には、江戸時代から続くという都内最古の駄菓子屋「上川口屋」があり、参拝客で賑っています。ちょうど祭りの日に訪ねたせいかもしれませんが、懐かしい駄菓子の数々が並ぶ中、隅の方にススキで作ったかわいらしいミミズクの飾り物が売られていました。雑司が谷の郷土玩具として知られる「すすきみみずく」です。今も手作りで昔ながらの伝統を守り続けているの唯一の製造元が音羽屋で、境内北側に隣接して店を構えています。

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最終更新日  2008.11.06 22:23:09
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