804619 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

バス停地名学のすすめ

バス停地名学のすすめ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09

コメント新着

路線バスで通りすがりました@ Re:第244回 【幻の橋編(10)】 日曹橋(にっそうばし) 後編(08/20) 日本曹達の工場があったと書かれているブ…
秋庭伶香@ Re:第75回 棒茅場(ぼうしば) 前編(07/11) 竹下明希 田中日奈子
荒川自然公園@ Re:第75回 棒茅場(ぼうしば) 前編(07/11) 岩田陽菜 横田亜美
旗岡八幡神社@ Re:第75回 棒茅場(ぼうしば) 前編(07/11) 大工原里美 吉沢愛
2009.04.28
XML
カテゴリ:新宿区
バス停データ
◆所在地:新宿区 ◆路線:都営バス[橋63]系統

みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、都営バス[橋63]系統からのご紹介です。番町から日本テレビ通りを北上し、市ヶ谷駅に辿り着いたバスは、市ヶ谷橋で外堀を渡り、外堀通りを右折。その後、堀端をしばらく走ると、市谷田町交差点を左折し、牛込台地へと続く上り坂にかかります。

新宿区の北東部にあたるこの地域は、住居表示が未実施のまま江戸期以来の由緒ある町名がそっくりと残されていることで知られ、地図を広げると、堀端から台地の奥に向けて小さな町域がびっしりと連続し、それぞれに古めかしい町名が所狭しと書き込まれている様子を見ることができます。

坂の中腹あたりで、バスの窓から電柱に括り付けられた町名の表示を見ると、市谷砂土原町とあります。「砂土原」は古くは「佐渡原」で、江戸期に本多佐渡守の屋敷があったようですが、後に堀端の埋め立てに使う土を取ったことから、砂土原町の町名が生じたという場所です。そして、その少し先で坂を上りきると、納戸町バス停に到着します。

納戸町は、江戸期に幕府御納戸方同心の屋敷地に町家が開けたことに因む町名です。御納戸方とは、将軍の金銀や衣類、大名や旗本からの献品などの管理にあたる役目ですが、納戸町の南側には隣接して払方町があり、将軍からの下賜品を管理した幕府払方の屋敷地跡がすぐそばにあったというのも、納戸町との関連で考えると、頷けるものがあります。

(次回へつづく)

にほんブログ村 地域生活ブログ 東京情報へ
↑↑↑ブログランキング参加中です

=============================

新刊のご案内・・・「荷風片手に東京・市川散歩」(街と暮らし社刊)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.04.29 00:16:40
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.