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アラ還の独り言

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2017年10月15日
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カテゴリ:プレスリリース
九州大学のグループは造血幹細胞の機能維持に働く分子を同定し、幹細胞の若返りの可能性を示したと10月12日に​プレスリリース​しました。

この分子はPot1aというタンパク質でマウスの造血幹細胞にこのタンパク質を導入することにより、機能低下した(老化した)造血幹細胞の機能が回復することを見いだしました。ヒトの造血幹細胞でも同様の作用が確認できています。

万能幹細胞ではどうなるかは分かりませんが、万能幹細胞は老化することが皮膚のシートを作る中で明らかになっており、テロメアが関与する可能性を示唆した報告があります。

今回のPort1aは染色体末端のテロメアDNA保護に働くシェルタリンというタンパク複合体を構成するタンパク質の成分です。

このPort1aというタンパク質をさまざまな細胞に導入できる技術もウイルスを用いたものではないので、安全と考えられます。

幹細胞制御系の確立に応用できるとグループは期待していますが、万能細胞から各種器官の幹細胞に導入することができれば、ES細胞の場合は問題ないかもしれませんが、iPS細胞の場合には細胞を取り出したヒトの年齢によって器官幹細胞に分化した後の器官幹細胞の分化能が低下してる場合があるので、今後のiPS細胞の品質管理に重要な役割を果たす可能性があると思います。





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最終更新日  2017年10月15日 15時39分24秒
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