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テーマ:気になったニュース(30396)
カテゴリ:プレスリリース
慶應義塾大、理化学研究所、早稲田大学、日本医療研究開発機構のグループは2017年10月20日「口腔常在菌の中には、異所性に腸管に定着すると免疫を活性化するものがいる」という表題のプレスリリースを行いました。
概要は以下の図の通りです。 プレスリリースより 健康人の口腔内にもTH1細胞を誘導するクレブシエラ・ニューモニエ属が存在することから、クレブシエラ・ニューモニエ属は引き金になる可能性はあります。しかし、炎症性の大腸炎の原因は遺伝的な素因、免疫系の異常、腸内細菌叢の乱れ、乱れた食生活、ストレスなどが絡み合って発症して、活動期と寛解期を繰り返すと考えられています。 実際にはどの因子が重要であるのかは明らかになっていません。(全部必要なのかもしれませんし、発症には全部は必要がないかもしれませんし、寛解期から活動期にうつる理由も多くはストレスと言われていますが、今回の研究の機序も考えられます。) ピロリ菌のようにTH1細胞を誘導するクレブシエラ・ニューモニエ属を迅速に検出できるキットができるとこの発見は臨床でも確認することができると思います。 口腔内のクレブシエラ・ニューモニエ属が強酸の胃を通して腸管まで届くかどうかはマウスでは確認されましたが、人ではどうでしょうか。 新しい測定法と、新しい薬剤(クレブシエラ・ニューモニエ属のみに働くもの)、リスクのある被験者での口腔内クレブシエラ・ニューモニエ属の口腔内清浄にによる排除の有効性の確認、腸内細菌叢でのクレブシエラ・ニューモニエ属の動向などいろいろ試したいことがでてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月22日 11時50分00秒
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