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テーマ:ニュース(99726)
カテゴリ:プレスリリース
九州大学は眼内水晶体の混濁度や分光特性を数秒で測定できるシステムに成功したと発表しました。
プレスリリース 文献 T Eto et al. A Purkinje image-based system for an assessment of the density and transmittance spectra of the human crystalline lens in vivo Scientific Reports volume 10, Article number: 16445 (2020) この研究はSingapore Eye Research Instituteとの共同研究で特許は出願済になっています。 システムは光を目に入射したときに現われる第4プルキンエ像(水晶体の後面からの反射像)を利用して、安全に簡便かつ短時間(現状約4秒)で水晶体の混濁度や分光透過率を測定可能なシステムで、JSPS研究費の助成を受けたものです。 現在普及している水晶体混濁度の測定機器は、大型で高価なものが多いのが現状です。本システムは、簡便かつ迅速に混濁度の測定可能であるのに加え、小型で安価な装置を実現できます。なので、白内障のスクリーニングに用いることができるかもしれません。 白内障は老化に伴う目の病気です。「目の中にある水晶体が濁る病気」といわれます。症状としては暗いところで文字が読みにくくなったり、物がぼやけて見えにくくなったり。目が疲れやすくてショボショボするなどですが、これは単に老眼として100均で老眼鏡を買って自分で対症療法をしても問題は無いのですが、白内障が原因であると問題になります。そのためにセルフチェックなどが眼科学会などで推奨されていますが、今回の発明を使えば健康診断で視力の検査だけではなく、眼内水晶体の混濁度や分光特性を測定することになれば白内障の早期発見につながるかもしれません。 そのためには、ある程度の規模の前向の研究を行う必要があります。評価項目は検査によって白内障が早期に発見できるかどうかです。この裏付け研究がないと健康診断の項目に入れることが必要といいきれません。水晶体の懸濁を白内障の発現とすると50台でも50%の人に白内障があると推定されています。治療的には早期の場合には薬物治療で経過観察、悪くなれば手術です。手術することが少なくなれば、医療費を抑えることができれば医療経済的にも役に立つことになります。 私も60を超えたのでそろそろ「白内障」年齢になったので購入した本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月12日 13時09分15秒
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