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カテゴリ:シネマ
渋谷シネアミュ-ズなどで1月に上映予定の「転がれ!たま子」
桜井たま子は引きこもり少女。外の世界は油断のならないものと信じているたま子は、外出時には父親特製の鉄かぶとを装着。ドン・キホーテのような鉄兜(ちょっとかわいいお花のマークもついています)をかぶって見えない敵に立ち向かうように町を歩きます。 そんなたま子の小さな幸せは、近所の老舗のパン屋「日進月歩堂」の甘食を買って食べる事。ところがある日、日進月歩堂が休業という1大事件が。 それなりに平穏だったたま子の日常が、転がりはじめ、今や幻の味だった甘食を追い求めるあまり、ついには自分で作る事をおもいつくたま子。 学校にも行かず、仕事をしないニートや引きこもりと呼ばれる若者たち。社会のやっかいものと言われそうな彼らと、正しいような顔をした社会と、どちらが正しいといえるのか。 甘食という小さな入り口をみつけて、そこからいきいきと転がり出したたま子、のものがたり、だそうです。 進藤風監督の、同世代に向けたあたたかいメッセージが全編を通して広がっているらしい。 出演は山田麻衣子をとりまいて、岸本加代子、広田レオナ、竹中直人、ミッキーカ-チス、草村礼子という面々が、なんかすごい展開を予想させます。 「パンなら焼ける」とめざめたたま子。人と人とのつながりの大切さを、小さな事から信じていける社会になってほしいですね。こんな題材を映画にできる日本映画の若い作り手たちに乾杯です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.01.05 09:09:27
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