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カテゴリ:及び腰か勇み足な書評
刑法総論で真剣に取り組みべき教科書の一つ。現時点のあたしに、内容をあれこれいう能力はないのだけれど、結果無価値論に対する過度の決めつけは、割り引いて読んだ方がよさそうです。結果無価値論をとったからといって、国民に対する行動基準を提示しないなんてことはないでしょう。どういう結論になるか決まってさえいれば、わたしたちはそれに従って行動せざるをえないわけだし。そもそも、神々の学説争いが、どの程度専門家以外の人の行動に影響を与えているのか、疑問ですけども。
行為無価値一元論で何が悪い、と井田先生が言ってくれたらどれだけすっきりすることか。や、別にあたしが一元論を支持しているということではなく、井田先生の刑法体系からすれば、一元論をとったほうが素直だと思うからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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