映画ドラマ・千一夜

総合点：84　★★★★
（シナリオ・せりふ）=8.3　（画・音楽）=8.4　（キャラクターの描き方）=8.5　

●2006年度　韓国ドラマ　ＳＢＳ　（全１６話）演出：イ・ヨンソク　出演：（俳優名が先）
◇エリック（チェ・ガン）　シン・ソンウ（情報局のチーム長＝カン・ウニョク）　ユン・ジミン（お金持ちのお嬢様＆エリス・ジン）　ハン・ジミン（コン・ジュヨン）　チェ・ジョンウォン（チェ・ガンの弟＝チェ・ソン）
●電気屋の父親を持つチェ・ガン。高校時代から腕っ節は強いが、頭脳は今一。ＬＫ電子に就職した優秀な弟に劣等感を感じ、人生の辛さを味わいながら今日もプータロー生活を送っていた。ようやく書類選考に通ってＬＫ電子の面接を受けたものの、面接では質問も受けない始末。ところが、高校時代に好きだった、美人で優等生のジュヨンを道で偶然見かけ、彼女を呼び止めようとしたとき、通りかかった黒いセダンにひかれそうになったおばあちゃんを助けてしまう。それが大統領の一行の車だったために、話は思わぬ展開に･･･。
*********************多少ネタバレ********************
●（感想）
◇とまあ、文章で概略を読むとなかなか面白そうな始まりなのですが、どうも今ひとつリズムが合わなかった。「新入社員」製作メンバーの第二弾ということで、話の要点は分からなくは無いのだけれど、どうか場面の展開が少しまだるっこしいし、場面ごと、こちらで予測が付いてしまう平凡さを感じさせる展開だし・・・。でも、後半、エリスのバックが示される辺りは面白くなって、終わりはまあまあでした。
●エリック氏は特色のある俳優さんで、韓国では人気が高い、ということは予測が付くのですが、どうも僕には苦手な面がある。そこへ持ってきて、ファンであるハン・ジミンさんのお相手役で、しかも、彼女の今回の役が高級バーのホステス役で、今ひとつ着て欲しくない衣装だし・・・、チェ・ガンは騙すみたいな遣り方でキスしちゃうし・・・。
　という訳で、導入から７割辺りまで、あんまし面白くなかったですね。
●毎回思うのだけれど、ハン・ジミンさんが出てくると、どうかこちらは気になって仕方がない。初恋の頃の、身近で大切な女の子に思えて、落ち着かないです。特にキスをするシーンとか出てくると、辛いなあ・・・。
　ま、でも、こういうドラマもあり～ですネ。
　中で、ヤン課長という蛙さん似のコメディー俳優さんが出てくるのですが、彼が意外と奮闘していたし、「威風堂々な彼女」にも出ていたシン・ソンウシーが、今回は実力派の情報局チーム長役で、恰好良かったです。
●結局、ハン・ジミンさんはどんな役を遣っても、笑顔がやっぱ可愛いのは仕方なく、結局最後は★４つってことで・・・。