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映画ドラマ・千一夜

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January 25, 2009
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カテゴリ:韓国ドラマ
総合点:80 ★★★☆(終始★★★★で進むのですが・・・)
(シナリオ)=8(発想)=8.4 (音楽)=8.3 (キャラクターの描き方)=8.4

●2006年度 韓国ドラマ MBC 全16話 脚本:キム・ドウ(キム・サムスン執筆者) 演出:クォン・ソクチャン 出演:
◇コ・ビョンヒ役/コ・ヒョンジョン
 成人男性向け雑誌「セシボン」の女性記者、33歳。毎月の号に際どい記事を載せてはいるが、実は恋愛経験がない。このところ体調不良があり、産婦人科に行くと子宮筋腫があることがわかり、大ショックを受ける。母親・スンナムと妹・ジュニと暮らしている。
◇パク・チョルス役/チョン・ジョンミョン
 ビョンヒの親友=スンヘの弟。旅が好きで旅行に出かけ、つい最近戻ってきた。車が好きで、自動車整備工として働く24歳。
◇コ・ジュニ役/キム・ウンジュ
 ビョンヒの妹、25歳。ファッションモデルでスーパーモデルの大会に出場経験があるが、或る男に目を付けられ、嫌がらせを受ける。
◇ぺ・ヒミョン/チョ・ヨヌ
 泌尿器科の独身医師。「セシボン」の社長の後輩。「セシボン」の記事の中で、泌尿器関係の相談コーナーを引き受けることになる。
◇パク・スンヘ/アン・ソニョン
 ビョンヒの幼馴染でチョルスの姉。夫が居たが、彼の借金のせいで離婚。レンタルビデオと貸本屋を営んでいる。
◇チョ・スンナム/ユン・ヨジョン
 ビョンヒとジュニの母。不動産取引資格をもち、小さな不動産業会社を営んでいる。
◇パク・ピョンガク役/ソン・ヒョンジュ
 ブランド品輸入会社の社長で「ブルドック」と渾名される。田舎者の成り上がりで強引、業界関係者、モデルたちに嫌がられている。
◇ファン・ヨンギル役/クォン・ヘヒョ
 セシボンのヒョウキンな性格の社長。事務所の冷房や冷蔵庫の氷をケチる。
●お話
 三流男性雑誌「セシボン」の女性記者・コ・ビョンヒは、毎月の号に載せる記事のことで頭がいっぱい。妄想を働かせ、際どいセックス記事を創出するのだが、実は恋愛経験のない彼女、現実は33歳の「負け犬」で子宮筋腫も患っていた。一方、ビョンヒの親友スンヘの弟で、世界を漂流するのが夢だったパク・チョルスが、旅を終えて家に帰ってきた。彼の旅行の間にスンヘは離婚してビデオ屋を営み、チョルスは自動車整備工に戻って生活を始める。そんなおり、地下鉄を乗り過ごし、酒を飲んでオイ島から帰れなくなったビョンヒからスンヘにSOSが入る。スンヘはチョルスに救援を頼むのだが・・。
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多少ネタバレします
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●感想
 最終的に★★★☆にしたのですが、内容は悪くないです。今まで沢山コメディーも見て来ているので、こういう点数にしたのですが、結構面白かった。
 33歳にして処女のビョンヒを演じるコ・ヒョンジョンにしても、24歳の幼さ残るチョルスを演じるチョン・ジョンミンにしても、それぞれの特徴を生かした演技で、十分見られます。
●物語は単純で、33歳のビョンヒと24歳のチョルスが、ビョンヒが酔った勢いでつい一夜を過ごしたところから始まるお話で、終始、★4つ位の演出で進んで行くのですが、最終話近くなってのスンヘと、ビョンヒの母親の行動が、どうも理に適っていなく、ドラマ制作のための性格つくりになってしまっている気がして「減点要素」に感じました。
 というのは、女性は33歳、彼女を真面目に慕ってくれる身近な男性24歳。これだったら、普通、結婚反対とか、しないですよね・・・。確かに好青年の医師が対抗馬で描かれてはいるのですが、長い物語の果てに、それでも反対! 一辺倒で描かれると、こちらは疲れてしまいます。スンヘだって、ビョンヒが好きだから親友なのでしょう・・・チョルスを愛していたら、すべき行動は反対なのが自然だと思うんですよね・・・。(特にチョルスに相談もせずに軍隊に入れる、ってのは不自然だし、見ている側に嫌な感じが残る)
 33歳で純粋な恋愛できるんだったら、本当に幸せです。それに、そこでチャンスを失うと、もう一生、恋愛+結婚のチャンスなんて遣ってこないです。だからですね、周囲のみんなでビョンヒの恋を応援するのが自然なのであって、となると本編進行は、物語ストーリー維持の脚本家のための「作った感」になっちゃうんですよね・・・。
●そういう訳で第15話辺りで「疑問符?」付いたので、そこから暫く真剣に物語に没入できなかったけれど、物語にあるように軍隊に入ったからって恋愛できない訳じゃないし、休暇もあれば外泊もできるし、まあ、終わり方はそれなりに素直だったので、まあ、これで良しかな? でも、軍隊は実際の戦闘も国際社会への貢献で危険地帯への出張もあるわけで、確かに厳しいですよね・・・。
●題名に出てくる「キツネちゃん」ですが、物語のかなり後になって登場します。大事なキャラなのだけれど、もうちょっと前にさり気無く登場させて、それを旨く生かすのも手だったと思うんですよね・・・。





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Last updated  January 25, 2009 07:50:27 AM
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