映画ドラマ・千一夜

評点　★★★★－　非常に長い！　170分です。最初から覚悟して見始めないと・・・。（工科大学の風景としての科学性は、今一なんですが・・・）

［DVD］ きっと、うまくいく
●2009年度　インド映画　監督：ラージクマール・ヒラニ　出演：
◇ランチョー：アーミル・カーン
◇ピア：カリーナ・カプール
◇ファルハン：R・マーダヴァン
◇ラジュー：シャルマン・ジョーシー
●あらすじ
　未来のエンジニアを目指す者たちが集まるＩＣＥ工科大学は、インド一の実績を誇り、天才たちが日々、競争を重ねていた。父親の期待を一身に、そこに入学したファルハーンだが、初日から寮生のいじめに遭う。そこに、型破りな自由人＝ランチョーが遣ってきた。
　最初から誰にも屈しないランチョー。彼に加え、同室となって友達になった、なんでも神頼みの苦学生ラージューの三人は、ことあるごとに学長に反抗して問題児扱いされる・・・。
************　多少、ネタバレするかも　********
●感想
　2014年初の視聴です。「乱暴なロマンス」は１４話まで進んでいますが、最後のが貸し出し中で、進んでませんでした。
●このお話は、今なおカースト制度が色濃く残るインドで、親の期待を一身に勉強をせざるを得ない学生の苦労を背景に、自分の進むべき道はどこにあるかを探す学生群像を描いた作品です。ですが、ちょっと昔の日本映画のように、真面目に構えて固苦しく進むのとは風情が違い、コメディータッチ。俗にいう韓流ライクの演出に、インド風ミュージカルうを加えて、カレーごった煮みたいな塩梅かと思いました。
●前半は、コメディとしては少し品のない感じが付きまといますが（歌のシーンも）、インターミッションを経て、後半に差し掛かってからピアの姉の出産の辺りはよく描かれていて、腕の見せ所！　という感じでした。
　ただ、卒業して１０年も経って、その後の３人を描くのは、ちょっと時間を経過ぎている感じですね、無理がある。素人向けの科学ネタの部分はまあ、こんなものだとしても、ちょっと工夫が必要だったかも・・・。
●長いですが、全体を通じ、見られる映画です。