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映画ドラマ・千一夜

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March 22, 2020
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カテゴリ:時代劇
評点 ★★★★☆ オーソドックスな進みのストーリーですが、凛としていて良かった!
※DVDはまだ出ていません。下記は書籍。

螢草 [ 葉室 麟 ]
●2019年度 NHKドラマ 脚本:渡邉睦月 森脇京子 原作:葉室麟 出演:
◇菜々/清原果耶 風早家の奉公人、元は武士の娘
◇風早市之進/町田啓太 鏑木藩の若き勘定方 藩の不正に気付く
◇佐知/谷村美月 市之進の妻
◇轟平九郎/北村有起哉 腕の立つ武士。藩内で暗躍している。
◇雪江/南沢奈央 奉行の娘。市之進を慕う。
◇壇浦五兵衛/松尾諭 牢人。空腹で行き倒れになりそうなところを、菜々が助ける。剣の達人
◇舟/濱田マリ 高利貸
◇椎上雪斎/石橋蓮司 儒学者
◇湧田の権蔵/宇梶剛士 地元を仕切るヤクザの親分
◇甚兵衛/苅谷俊介 風早家に仕える奉公人
◇桂木仙之助/高田翔 市之進の朋友で、改革派の一人
◇宗太郎/松大航也 菜々の従弟
●あらすじ
 幼い頃に父を亡くした菜々は、今は風早家で女中奉公をしている。風早家の当主・市之進は鏑木藩の若手勘定方で、財政がひっ迫しているのにも関わらず浪費を繰り返す江戸屋敷の一件を知り、藩政改革をめざそうとする。だが、当主の座から去ったにもかかわらず陰で実権を持つ先の当主・勝重や、7年前に菜々の父親を切腹に追いやった主犯である日向屋、平九郎らの陰謀により罪を着せられ、市之進は罪人として江戸屋敷に送られることになる。菜々は市之進の子供を支える傍ら、命がけで彼れを救おうとする。
●感想
 凄くオーソドックスな筋周りですが、配役の仕立てが非常に上手く出来ており、楽しく見ることができました。悪役となる平九郎の立場も、藩を金で牛耳っている日向屋も、旧来の見栄で鏑木藩の財政を顧みずに独裁者として爆走する勝重も描き方に過不足が無いし、庶民のしたたかさを持つ舟や儒学者の椎上などの細かな部分の描き方も、性格を上手く出してよい出来栄えでした。が、ともかく非常に良いのは主人公の菜々。武士の娘としてのりりしさがあり、素朴な風情の中に人間の誇りを体現した凛とした女性として描かれ、見ていて非常にすがすがしく感じました。若き市之進も良かった。
 題名は蛍草ですが、番組のテロップが素朴な感じの色合いの絵で野草の風に揺れる風情を描いていて、古風な昔に戻るような、懐かしさ・暖かさで始まるのも非常に好印象でした。
 最後、菜々が、腕の立つ平九郎にどう立ち向かうのか結末の予測が難しかったですが、なるほど、こう来ましたか! 良い結末でした。
 ということで、久々、すがすがしさを頂いた作品です。





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Last updated  March 22, 2020 10:35:51 AM
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