カテゴリ:お菓子/グルメイベント
サロン・デュ・ショコラのプレビューの日、会場を人混みに流されながら歩いていると、ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ 土屋公二シェフに遭遇。
「これこれ、これ絶対に美味しいから食べていって。会場限定100食。」 フォアグラですか~?!と目を丸くする私に、珍しく呼び込みの体制で積極的に薦める土屋シェフ。 数が少ないので、広告にも出されていないとのこと。 おお。これは…。 フォアグラのソテー、リンゴのキャラメリゼ、生の苺にバルサミコ酢とチョコレートのソースをからめ、ブリオッシュでサンドした贅沢パン。 秘密のお買い得品です。なんとリッチなー。 フォアグラをチョコレートとあわせてデザートに使うのはランベリーで体験したことがあり、その前に確かお料理として安食シェフがイベントで出されていたと思いますが、手で持ってカジュアルに食べるパンにはさんでしまうとは ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ 『パンブリオッシュ オ フォアグラ』 1,050円 テオブロマのお店でも出されない、今回のサロン・デュ・ショコラの会場だけの特別販売です。 スイート&サワー味+ぷっくらと厚みのあるフォアグラ…この組合せって、絶対に美味しいのでは? 即座に購入。本当はその場で食べるのが一番美味しいと思いましたが時間がなく、つぶさないように気をつけて家に持ち帰っていただきました。 ※「消費期限」が短いのでお気をつけて。 会場内で立ち食いされている方を何人も見かけました。 さて、家で。まずはそのままかじります。 んっ? サクッ!でもバリバリッ!でもありませんが、歯切れよい食感のブリオッシュが中味とともに意外に気持ち良く一気に噛み切ることができました。 (食べるのに苦労するかな、と思ったのですが、そんなことはなく、いい感じの食感。) さめていてもおいしいな。 それほど多くの材料が使われているわけではないのに、味も香りも複雑。 酸味が後から出てきます。 そして確かにこの中のどこかにチョコが “いる”。 チョコレートが生き物で、意志を持って見つけ出されないように隠れているみたい。 バルサミコ酢とチョコレートは相性がいいですね。 フレッシュな苺だけでなく、リンゴのキャラメリゼがフルーティ。このリンゴがまた美味しい。笑っちゃいそうなくらいフォアグラとあいます、あいます。 オイリーで肉肉しいフォアグラは、私の場合、普段からものすごく好きか、といわれるとそれほどでもないのですが、合わせる物によってこんなに食べやすくなるとは! フォアグラの中はほんのりピンク色。 苺にいきあたると、ぱぁ~っ!と甘酸っぱさで口の中がいきなり華やぎます。 おっともう半分食べてしまった。ここで温めていただいてみましょう。 「苺をはずしてレンジで少し温めて」と土屋シェフ。 15秒くらいでしょうか、温めすぎないように気をつけて、ほんの少しだけレンジにかけてみます。 あ!味が膨らんだ。 ブリオッシュは、ふんわり、ほっかり。 ぽよぽよんと弾力が出たブリオッシュにはさまれてふっくらしたフォアグラを楽しんでいると、最後に大粒の塩がガリッ!。 ぱぁ~~~っ、と弾ける海の風味。この塩がまた味わい深い。 ふぅ。一気に完食です。 これをお店で出されるなら、本当は倍くらいのお値段をつけなければいけないのでは…? こういったお祭りだからこそ出てきた商品なのでしょうね。面白いものをいただきました。 テオブロマ 土屋公二シェフ 土屋シェフの写真といえば、必ず手にカカオポッド(カカオの実)を持って……持っていませんね、今回は。珍しい! また取材にきたねー。今度は何聞くの?という表情がささっとお顔をよぎります。 すみません、いつもお忙しい時にしつこく質問させていただいて。 おいでおいでと手招きされ、これ、美味しいよ、と言われれば、それはもう食べてみないわけにはいきません☆ 土屋シェフの写真↓といえば、必ずカカオポッドを手に、威厳のあるお顔で。 土屋シェフのポリシーで、すごいと思うのは「良いものができた時に新作を出す」という姿勢。 季節ごとに新作を、とかイベントだから新作を、ということではなく、自分が納得がいくものができた時だけ新作を発表されるとのこと。本来あるべき姿ですね。 今回は色々と新作が登場しています。 『キス ア ラ シャンパーニュ』 5個入 1,890円 どうしてこの色っぽい唇をチョコレートに? 「シャンパンのチョコレートを作ろうと思った。フランスでは、美味しいものは『唇からよだれがたれる』という言い方をする。だからこの形に。」 なるほど。この形に決めるまでにちゃんとストーリーがありました。 …というお話を伺ったすぐ後に、プレスプレビューに登場したフランス人歌手のクレモンティーヌさんが、ショコラを食べる時の飲物は「濃いコーヒーとあわせてもいいけれど、シャンパーニュとあわせるのがいいですね。」と語っていました。 ショコラとシャンパーニュ。こちらも贅沢で幸せな組合せです☆ 『ポルシュBAOBAO』 4,935円 タブレットノワール イヨカン、ポーチ各1個 タブレット1枚でこのお値段?と思いましたがよく見るとBAOBAO ISSEY MIYAKEとのコラボレーション。 ブランドと組んでしっかり作ったテオブロマオリジナルのポーチとタブレットのセットです。 一かけらお味見すると、イヨカンの風味豊かで食べやすいタブレットでした。 さて、肝心のボンボンショコラは…。今回のテーマ通り、ニッポン! 『NIPPON』 4個入1,260円 8個入2,415円 黒ごま、しょうちゅう、ゆず、山椒 土屋シェフは今までに和素材をガナッシュにほとんど使われることはなかったように思いましたので、今回のテーマである和素材はチョコレートとあうと思いますか?と伺うと、「当然、あうから作る。」「うまくあわせたつもりですよ、食べてみて下さい、という提案。」とのお答えが。 失礼しました。 素材とあうようにチョコレートのカカオ分を調整したり、酸味のあるチョコレートを選んだりと工夫され、美味しくできたと思ったものを商品に。 ちなみに、富士山・日の丸と、ちょっと日本人からみて気恥ずかしくなるような日本の表現?と思ったところ、これはフランスで行われたサロン・デュ・ショコラに出された時のデザインとのこと。 フランス人へのアピールとすれば、わかりやすさが第一ですので、これも納得です。 「しょうちゅう」について、 shochu=eau-de-vie de patate(さつまいもの蒸留酒)と説明書きが。 3cm×3cm×厚み0.8cm の正方形。まずは「山椒」を食べてみました。 口溶けはゆっくり。いきなり山椒がツーン!ということではなく、ゆるゆるといただいているうちに、だんだんだんだんに奥から味と香りが湧きだしてきます。 少し時間がたってから、ああ、山椒、と実感。確かに山椒です。あの、鰻にかける山椒。 ビターな印象は最初から後口まで変わりません。おとなの味わいです。 そして気になる「ゆず」。 顔を近づけると柚子のほのかな香りが。 まず一口。わぁ、わかりやすい!柚子の酸味がはっきりと。目をつぶって食べてもすぐに柚子だと気づくお味。 これは世界中の人にすんなりと受け入れてもらえそうなスッキリしたわかりやすい美味しさ。 ビターチョコの力強さに全く負けないなめらかな柚子ガナッシュ。美味しい~。 テオブロマの売場、のぞいてみて下さいね。全ての商品にストーリーがあり、土屋シェフの哲学を感じます。 テオブロマのロングセラー人気商品『じゃり』 ※写真は許可を得て撮影・掲載しています。 ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ <本店> 渋谷区富ケ谷1-14-9 グリーンコアL渋谷1F 03-5790-2181 営業時間 9:30~ 20:00 年中無休 小田急線 代々木八幡駅または東京メトロ千代田線 代々木公園駅より徒歩 サロン・デュ・ショコラ 2011 伊勢丹新宿店本館6階 催物場 1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了> 新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業 詳細は サロン・デュ・ショコラHPに えっ!フォアグラとチョコ?! と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! サロン・デュ・ショコラ 2011 もくじ ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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