Domaine François Bertheauさん訪問
フランソワ ベルトーは、父ピエール・ベルトー氏より2004年に現在5代目のフランソワ・ベルトー氏が引継いて、繊細でチャーミングなスタイルへと変化を遂げられた、シャンボール ミュジーニーの中で、松澤屋一押しの造り手さんで、2011年のブログでM.V.P(総合第一位) フランソワ・ ベルトー<ブルゴーニュ・シャンボールミュジニー>を押した橋爪ブログはこちら とてもフェミニンなアプローチ 素敵な少年のようなにこやかな笑顔でお迎えいただきました。 ここ、あそこと、チャーミングな看板等が飾られています。 醸造場も綺麗に整えられて、とてもクリーン 年産15,000本のみの小規模生産 シャンボールミュジニーを中心に6.18haの畑を所有。 特級ボンヌマール、1級レザムルーズ、シャルム、プリュミエクリュのブレンド(ボード、ノワロ、グロゼイユ、グリアンシュ)とACシャンボールミュジニー。毎年一際透明感あり、繊細なワインを造り出しています。 カーヴの1角には、古くからの道具置き場が設えていました。 前日に瓶詰めしたばかりで、決して良い状態ではないと心配されながらいただいた2014年を試飲。まずはCM村名、ふわぁーと美味さが広がり、頭を叩かれたようなインパクトが!1erは、より上質感と語り口の豊かさが増してます。シャルムは、どこか別の次元に連れて行かれてしまうほど、思わず目を閉じしばらく余韻に浸りきりました。レザムルーズは、硬さがあり、花開く饒舌さはまだまだ先でしたが、どれもが良いワインに仕立てられてると実感。最後にボンヌ・マール、圧倒感を群を抜き、押出し全く強くなく、厚みと緻密さ、葡萄の雫の一滴一滴が、注ぎこまれた驚き感ある初めての味わいで、樽からではなく、全て瓶詰めコルクを抜いての試飲を経験させてもらいました。ご案内のベルトー氏のアジアのエリア仕切る北沢さんも、瓶からの試飲初めてだそう、生産量がごく僅かなので、まずありえないそうで、「どこまで開けちゃうのー」と見守りながらの全5種、どれもが素晴らしい味わいと経験でした。 改めて真摯にワイン造りをされていて、お人柄と日々の仕事が味わいにしっかり反映されることを確認しましたが、何故故、ここまでの経験をさせていただけたのか、帰りに庭を散策したら納得感が。。 松の木、灯篭、池と、細やかな日本庭園が造りこまれて、日本文化を愛してらっしゃることが良く良くわかり、お土産で持参した、祖母の渋い色目の帯や、母の和装小物のバック類に感激されたようで、計5本もの試飲をさせていただけたようでした。 訪日はされたことがないそうですが、フランスの皆様は、日本文化にとても興味を持たれていますね。 奥の庭はイングリッシュガーデン様式 随所に美意識の高さが見受けられ、美意識の高い方だからの味わいを表現されていると感じました。 フランソワ ベルトーは、ブルゴーニュ好きの方には是非1度、お試しいただきたい造り手さんです。松澤潤子