カテゴリ:万葉恋々
丹治比麿(たじひのまろ)
人ごとに折り挿頭しつつ遊べどもいや愛づらしき梅の花かも 万葉集 828 誰も彼も折ってかんざしにしつつ遊んでいるけれども いよいよ可愛らしい梅の花だなあ。 註 いや:いよいよ、ますます。現代語でも「弥栄(いやさか)」、「(栄え)弥増す」などの雅語的言い回しに残滓的痕跡。数詞「四(よ)」、「八(や)」などと語源的関係があるとも言われている。 愛づらしき:現代語「珍しい」の語源だが、もともとは動詞「愛(め)づ・愛づる」と同語源で、「小さくて可愛い、愛らしい」が原義。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.27 10:50:45
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