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戦国ジジイ・りりのブログ

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2012年09月07日
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カテゴリ:旅日記(中国)
宝物館には、がっちりと錠がかけられている。

ここには、拝観料200円、ただし5人以上で開館てな事が書かれていて、
これは承知の上だった。

とある方は、なら5人分払えば1人でも開けてもらえるのか!?と
チャレンジしたそうだが、あいにく不在だったので断念したと書いていた。

まあ、お金の問題でもないでしょうし、たぶん1人で1000円払っても
開けてはもらえないだろうと思ってはいたけど、
私が先人の意思を継いで(笑)チャレンジしてみようと思っていた。


本堂の戸にはしおりが貼ってあって、300円で分けてもらえるという事だったので、
宝物館とあわせてお願いしようと思ってインターホンを押す。

・・・なんか、音が聞こえない。
壊れてるのかな?

間を置いてまた押してみたけど、誰も出てこない。

仕方ないので、ドアをノックして声を掛けてみたけど、
反応がない。

ううん、のど自慢は確かに見てたから、いるにはいると思うんだけどなあ・・・

ただ、人はいても留守番のお年寄りとか子供かもしれないし、
出てこないもんは仕方ないよな~。
宝物館はだめでも、しおりは欲しかったんだけどなあ~。

観光寺院て感じじゃないから、不在の時も当然あるでしょうけど、
それなら「お金は賽銭箱へ入れてください」みたいにして、
しおりは外へ置いておいて欲しかったなあ。

まあ、本堂の方に貼ってあるのはほぼ全面を見られるようにしてくれてるみたいだし、
しょうがないからこちらを撮らせてもらおう。

なんか、あんまりいい気分じゃないけど、
いつものように拝観料程度のお賽銭はおさめてきたし。
しおり代以上のね。




霊堂へ戻って、しばらく考える。
ここは、上述の先人は「資料館」と紹介していて、中の写真も公開してた。

たぶん、ここの事だと思うんだけどなあ・・・
と思いながら扉に手をかけたら、開いた。

あら、開いちゃったびっくり


ホントにダメなところなら、宝物館のように鍵をかけてるだろうから、
入ってもいいのかな?
写真撮影ダメとも書いてないしな?

とにかく境内には誰もいないので、聞くこともできず、
けど中に入ってる人も確実にいるので、おっかなびっくり入らせてもらう。


       三原・米山寺44


       三原・米山寺42


正面の向かって左側にはお位牌がずらりと。
霊堂だから、沼田小早川歴代のお位牌かな?
文字はほとんど消えかかってて、読めませんでした・・・


       三原・米山寺43
 



お位牌の前には、閻魔様。


       三原・米山寺40



しおりには閻魔様の解説もちょろっと書いてあったんだけど、
窓ガラスが光っちゃってて一部読めない~!!

【当寺閻魔・・・されていたものである。】としか読めないんだけど、
昔閻魔堂とかあって、そこに安置されてたって感じかなあ。
あ~ん、やっぱりしおりの現物が欲しかったな・・・


閻魔様のお隣には、仁王様。


        三原・米山寺41


ああ、くび、お首があ~!!

これもしおりには紹介されてて、【佛法守護の金剛神で密迹金剛、那羅金剛の二王をいい、
寺門の両側に安置する】とある。

で、この先が肝心なのに、窓にこびりついたサビのせいで読めないショック
【・・・永6年5月吉祥の・・・運慶の墨書もみえ・・・】ってあるんだけど、
応永?大永?

いやいや、「運慶」がキーワードなら、寿永(1182-1184)か
建永(1206-1207)って書いてあったのかもな。

かつては、仁王門があったって事なんでしょう。
ホントに運慶さんの作かはわからないけど、近くで見ると
力強い躍動感が迫力ある。



そそくさと拝観と撮影を済ませて霊堂から出ると、
さっきまで思いっきり爆睡してた猫ちゃんがいた。

「勝手に入んじゃねえよお~」

って怒られるのかと思ったけど、やたら私の顔を見上げては
な~な~鳴いて近寄ってくる。

猫派か犬派かと言われれば、私は100%犬派人間なので、
猫の扱いは全っ然わからないんだけど、いかにも甘えたそうにしてるので、
霊堂の石段に腰かけてしばらくお相手を務めさせていただいた。



        三原・米山寺47


真夏の炎天下、誰もいない沼田小早川家の静かな境内で、
猫ちゃんと2人で座り込んでまったり・・・

思考もとろけそうで、ずっとここに座っていたかったけど、
ほどほどのところで重い腰を上げた。 


門の外には、近年寄進されたものらしいお堂が建つ。


       三原・米山寺50



ここの蟇蛙はこんなの。


       三原・米山寺51



ところで米山寺の歴史は長いけど、なんでこのお寺はここにあるんだろう?

この後の行程で沢山出てくるけど、三原城の築城に伴って、
多くの寺が城下に移転してる。

毛利氏の防長移封であらたに隆景の菩提寺は移封先に創設したけど、
米山寺そのものの移転とかってのは聞いたことがないから、
たぶんここはずっと、おおよそ現在地のままだと思うんだよね。

城下に移転した寺のほとんどは、高山城か新高山城の近辺から来てるから、
米山寺には移転のお誘いはなかったのかなあ?

いや、でも竹原家の菩提寺も移ってるしなあ・・・

あるいは、お誘いはあったけど、拒否ったかな?(笑)
どうもよくわからない。



そして最後にもう一度墓所に寄ってから、米山寺を後にする。
お寺を出てちょっと行った道端には、小早川某さんの現代風のお墓があった。
ゆかりの方のお墓かな?


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最終更新日  2012年09月09日 11時46分54秒
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