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戦国ジジイ・りりのブログ

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2012年09月09日
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カテゴリ:旅日記(中国)
ナウマンゾウから始まった展示は、時代を追って
古代から中世へと入る。

ここが一番肝心なところなのに、あいにく戦国期は準備中だったショック
どうやら、市内の山城をパネルで紹介したいみたいなんだけど。

あと、石造の建造物もいくつか紹介されてて、
念心さんのことも書いてあった。
(米山寺にある念心さんの宝篋印塔はこちら

「すぐれた技術をもつ石大工」とあって、彼の宝篋印塔は
大山祇(おおやまづみ)神社にも現存してるらしい。
へ~え、いつか行ったら探してみよう・・・


次の小部屋は、三原城のコーナー。

真ん中に、三原城の復元模型が展示されてた。
製作者は、昭和51年度 三原高校3年2組の皆様。

おお~、こんなのあるのかあ~!!
うう、写真撮りてえ・・・
しょんぼり


そして、お目当ての三原城の古写真(1910年頃)もちゃんとありました。
まあ、案外あちこちの資料とかに城が海に面してた頃の写真て
載ってたけどね。

あと、三原城跡からの出土品も展示されてた。
瓦とか、瓦とか、瓦とか・・・(笑)

刊行物とか、ここで売ってないかな。



次の部屋が、江戸期以降の三原ゆかりの品々。
駕籠とか、龍吐水(りゅうどすい)なんて大型の機械もあった。


 【わが国における消防ポンプのあゆみは、龍吐水(りゅうどすい)に始まります。
  この龍吐水は、放水する様子が、龍が水を吐くように見えたことから名付けられたと
  いわれています。
  いつごろ発明されたのかはっきり分かりませんが、一説には、
  享保年間(1716~36)にオランダから渡来したともいわれ、また、
  宝暦4(1754)年に長崎で、オランダの技術者の指導で造られたとの説もあります。】
  (「東京消防庁」様のホームページより)

う~ん、時代劇じゃ機械を使った消火の場面て見たことないような
気がするけど・・・・
人力で火を消した方がムード出るからかな?(笑)

大体、龍そのものが想像上の生き物なのに、
それが水を吐く様子に似てるってどーゆーこと?泣き笑い

個人的には、龍がかーーーっっ!!と水を吐いてる姿とか
想像したくないんだけど雫



さてさて、この部屋の一角には、酒のコーナーがあるでおじゃる。
酒どころ・三原の歴史を彩る数々の三原酒たち。


 【江戸時代を通じて三原酒を作った酒屋のうち最も有力だったのは、
  慶長のはじめ福島正則に招かれて三原で酒造りを始めた川口屋助一郎と
  その一族でした。
  のちに信州に流された政則に報恩の酒を送りつづけた川口屋の美談は、
  三原酒の一頁をかざるものです。

  三原酒のうち川口屋の「菊の水」や角屋「亀の鈴」は、とくに将軍家献上の
  御前酒として江戸へ送られ、「三原大樽十」を贈られた徳川忠長の礼状が
  浅野家文書に残っています。

  このほか、江戸時代の文献も多く三原酒の名が記され、当時から有名な
  ものでした。】
  (展示室解説より)


徳川忠長さんはアレだよね、「長七郎江戸日記」で里見浩太郎の
パパとされる人だよね(笑)。
いや、実際には実子の存在は確認できてないらしいけど。

忠長さんは江姫の子だから、大叔父にあたる信長様に
おもざしが似ていたとかいう話もあるらしい。

・・・あ、忠長さんの話じゃなくて、三原酒だった(笑)。


三原の統治者としてはやっぱり隆景ちゃんの印象がダントツで、
その後の福島正則は統治期間が短かったこともあってか、
ちょっと影が薄い。

国主として、いい仕事はしてたみたいなんだけどね~。

広島城の無断改築を主な理由として、政則が改易されたことは有名だけど、
その後の酒の美談は知らなかったなあ~。


三原酒といえば、真っ先に私が思い出すのは、
やっぱひでくん(宇喜多秀家)だよな。


酒のエピソードには事欠かない政則のこと、
江戸でもこの三原の美酒を楽しもうとしたとか、
あるいは献上のためだったとか言われてるけど、
ともかくある時も三原酒を積んだ船が江戸へ向けて出発した。

が、運悪く暴風雨にあい、南へ南へと流されて着いたのが八丈島。

そこで家臣が出会った島人、これが関ヶ原で西軍の主力として大奮闘し、
戦後罪人として八丈島へ流されたひでくんの変わり果てた姿だった。

「久しく三原の酒を飲んでおらぬ・・・」

と切なく語るひでくんの姿に心打たれた家臣は、
酒樽をそのまま置いてきた。

・・・置いてきたのはいいが、主君に無断での行為であり、
政則に報告をする時はびくびくものだった。

ところが、報告を受けた政則は

「ようやったあ~!!
ワシからも礼を言っちゃうよ黄ハート


と涙を流して喜んだというお話。

この話の正確な年はわからないが、政則の在任期間から考えて
ひでくんは30~40代のバリバリの男盛り。

場合によっては、大坂の陣の後かもしれない。
酒のおねだりだけじゃなく、時事の話などもしたんだろーか。
あるいはもう、世捨て人の暮らしが板についちゃって
意にも介さなかったんだろーか。

なんにしても、おいたわしいことよ・・・涙ぽろり



さて、これで歴史民族資料館はおしまい。
隣には図書館があって、ここには用もあるんだけど、
もう閉館間近だから後にしよう。

て事で、駅の方へ向かい、これより三原城攻め。
城については別にカテゴリーを設けておりますので、
そちらをご覧ください。


歴史民族資料館から北へ向かうと、西野川にかかる曙橋に出る(場所はこちら)。


        三原・三原港3


写真の真ん中へんが現在の三原港。
橋を渡ってもう少し行ったところが、三原城の西築出。

上の地図へのリンクをクリックしてもらえばわかるけど、
曙橋より南は工業地帯になってて、港とはいっても
川のような地形になってる。

しかし、ここも埋め立て。
かつては、曙橋も工業地帯もすべてが海だった。




三原駅に隣接する観光案内所は、「うきしろロビー」内にある。
ここで、2つの資料をゲットする予定だった。

ひとつは『城下町みはら散策マップ』。
これは石垣とか石碑の場所が描かれており、さらに三原のみどころなどもわかる
城下町散策にはとてもいいらしいもの。

もうひとつは三原市教育委員会発行『三原城下町を歩く』というもので、
古図の『紙本著色備後三原絵図』が印刷されたものだという。


・・・しかし、見回してみても、ない。

受付のお姉さんに聞いてみたところ、
散策マップの方は現在品切れ、『三原城下町を歩く』は存在すら
知らないようだった。

散策マップは三原観光協会のサイトからダウンロードできたので、
書き込み用に拡大して印刷して持ってきてはいた。

しかし、市内の見どころを紹介するマップが品切れって
どーゆーことショック
印刷しといて良かったあ~。

けど実はこのマップ、あちこちのお店とかには
ちゃんと置いてあったので、後でめでたく原本はゲットできた音符


城を見た後で三原港まで戻ると、港の近くには踊る人がいた。


       三原・港近くのやっさ


・・・やっさだ(笑)。

「三原やっさ祭実行委員会」様のサイトには、
親切にもレッスンビデオが付いてますので、
これでアナタもやっさが踊れます猫(リンクはこちら

いくつかYou Tubeで動画を見たけど、
明るい曲調の唄で祝い踊りにふさわしいもの。

駅前のロータリーから出発していくみたいで、
ロータリーはばっちし三原城本丸の場所だから、
隆景ちゃんがこの様子を見たらそりゃびっくりするだろうけど、
目を細めて喜ばれるのかな・・・なんて思った。

しかし、やっさ祭の開催主旨は

 【市民総参加で、心のふれ合いの場を作り一大祭り行事として、
  心の豊かな街づくりを目指す、併せて観光資源とする。】
  (「三原やっさ祭実行委員会」様のサイトより)

とある。

うわ~、職場の皆と踊れって言われたらやだな・・・
なんて、自分の職場の人の顔を思い浮かべながら、
同僚がやっさを踊ってる姿を想像しちゃった(笑)。



踊る像の近くには、これがある。

     
       三原・港近くの興安丸の錨

「興安丸」の錨とある。
解説もあるんだけど、光っちゃって読めない雫

しかし、ホテル前の錨といい、港町ってカンジ~。

この日の歩数は、16,273歩。
半日の割には、まあまあ歩いたよな。


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最終更新日  2012年09月09日 21時09分31秒
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