カテゴリ:城(中国)
公園内を奥まで進むと駐車場があり、その手前に登山道がある。
鏡山の標高は335mだけど、比高は100mほど。 山としては裏山感覚で行かれるレベル。 最初は木段から始まる。 少し上がると、最初に通る予定だった山腹の道との分岐にさしかかる。 このまま稜線へ上る道をAルート、山腹を辿ってから直登する道をBルートと いうらしい。 で、この案内板には親切にもAルートの木段数の書き込みがある(笑)。 え~っと、佛通寺の含暉って何段あったっけ・・・ あれよりは当然多いよな。 私、木段って嫌いなんだよね。 んでも、しょうがないのでここから276段登りま~す。 ゆっくり木段を登りながら両脇を注意深く見ていると、 うっすら竪堀ちっくなものやわずかに削平されたような地形も ぽちぽち見える。 ・・・写真じゃ全然わからないわね(笑)。 落ち葉が深く積もってるし木もあるので、この辺の登山道脇の斜面は 肉眼でもかなりキビシかったもんな~。 少し上がると、小広い平坦地に出る。 ここも何かしらに使われたのだろう。 ここからの展望はご覧の通り↓。 この先はおもむろになだらかな道になる。 おお、近くなってきたカンジだな~。 結構大きな石がごろごろしてるけど、石垣とかの名残かな? ・・・迷うような分岐もないし、道なりだからそんなに頻繁に 案内いらないんだけど(笑)。 いやいや、こんなにきちんと整備してもらってるのに、 ツッコミ入れちゃいかんな。 しばらく平坦な道を歩く。 ベンチもところどころ設置されていて、子供連れのピクニックにはいいかもね。 この辺りからは、はっきりと竪堀が確認できる↓。 途中の道には、ところどころ石畳の跡らしきものも見える。 この先に現れるのが・・・ おおお~、きたっっ!! いよいよ主郭部だ!!! しっかし、豪快だな~・・・ このすぐ先にも、竪堀が続く。 この反対側は竪堀となってそのまま斜面を下っていく。 帰りは最初の堀切の分岐を下っていくことになる。 ここまで誰にも会わなかったし、そろそろさっきの続き食べよ~ そして残りのドーナツとサンドイッチをぱくつき・・・ よく食うよな、ワシ(笑)。 今シーズンの寒さは厳しいので、寒さ対策として 通常の登山なら絶対に持っていかない防寒グッズを各種取り揃えてきた。 ちょっと出し入れも面倒だけど、寒いとそれだけで体力が奪われるし、 無駄に苦行めいたことはしたくない。 手持ちの登山用ウェアは、暑がりのため防寒を考えたものではなかったので、 今回のために新しく買い足した。 裏起毛の腰巻(いわゆるラップスカート)も装着してきたので、はたから見れば 流行りの山ガール風に見えるかもしれない。 けど、私は実用性重視のタイプなので、 オシャレでスカート巻いてきたんじゃないんだよ。 私には鹿の尻皮と同じなんだよ(笑)。 そんなあったかグッズに守られながらのんびり軽食を楽しんでいたら、 地元のおじさんらしい人がウォーキングといった風情で 直登ルートを上がってきた。 ほお、山中で初めて会うニンゲンだ。 結局鏡山城ではこの人にしか会わなかったんだけど、 どうやら鏡山をよく歩いている人らしい。 軽食を終えて、いよいよ核心部へ。 少し進むと、こんなため息の出る光景が広がる。 すごい!すごい!! 大内氏の戦国土城だあ~!! 「山口編」では華麗な大内文化を多く紹介してきたので、 優雅な一族のイメージを抱いている方もいるかもしれませんが、 実は数多くの戦いの歴史を持ち合わせています。 戦いの歴史についてはわかっていても、実際に大内氏の戦国山城を目にするのは 私は初めてだったので、 「やっぱ武家だな~」 なんてあらためて思ってみたりして・・・(笑)。 鏡山城の訪城記はそこそこ公開されているので、 私も色んな人のサイトで写真は見たけど、 写真と実物では当然のことながら迫力が全然違う。 ので、ここだけでテンションが一気に急上昇したのは言うまでもない。 山麓の看板に掲載されていた縄張図とかには書いてないけど、 この撮影地点付近が「日本城郭大系」に書かれている 「屋敷跡」になるのかな? にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月25日 14時18分28秒
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