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戦国ジジイ・りりのブログ

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2013年04月06日
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カテゴリ:城(中国)
頭崎城広島県東広島市高屋町貞重
(住所をクリックするとMapfanにリンクします)

※「東西条バトル編(16)」の続きです。



登山口の少し手前には、頭崎城について書かれた看板がある。
タクシーのおじちゃんが気をきかせてここに寄ってくれたので、
ちょっと降りて写真だけ撮らせてもらった。

 
 【県史跡 頭崎城跡(かしらざきじょうあと) 昭和44年4月18日指定

  大永3年(1523)出雲の戦国大名尼子経久は安芸国に南下し、大内氏の支配する
  東西条の鏡山城を攻略した。この事態に対処するため、白山城主平賀弘保は
  頭崎城を築き、嫡男興貞の居城とした。

  標高504m、ふもとからの比高200mの険しい山を利用し、その頂上から
  四方にのびる尾根に多くの郭を有機的に配置し、石積み、土塁、竪堀などの遺構も
  よくのこす戦国時代の典型的な山城である。

  甲の丸(本丸)、西の丸、太鼓の段、煙硝の段などという郭の名前とともに、
  ふもとには、新市、お屋敷、タタラなどの地名がのこっている。】
  (現地解説板より)


再び車を走らせて、着いたのがこの場所。


      東西条・頭崎城登山口4



今日も頼りのコースガイドは、『広島近郊の山城と史跡ベスト33』。
これの地図を見せた訳じゃなかったんだけど、ここも登山口だという。

「ホントに好きな人は、この奥まで行きますけどね~。
どうします?」


「で、でもここも登山口なんですよね?」


確かに登山口だと言うし、眼の前にもそう書いた看板があるので、
ひとまずここで降ろしてもらった。


タクシーを見送ってから看板まで歩いていってみたら、
こう書いてあった↓。


       東西条・頭崎城登山口8



ああっ、これ、極楽寺の方かあ~!
予定では、こちらの道は使わないつもりでいたのだ。

『広島近郊の山城と史跡ベスト33』にはこのルートは書いてない。
事前に調べた訪城記の中では、1人だけこのルートを歩いてる人がいたけど、
その方は下山に使った道で逆方向だし、途中の道すじの紹介は
全くといっていいほどされていなかった。

極楽寺経由登山口のだいたいの位置はわかるし、
確かに城跡まで行けることもわかってはいるけど、
何しろ詳しいことがわからないので、かなり不安になった。
ああ、やっぱり地図を見せて当初予定の登山口か確認するんだったな・・・


周りを見渡すと、こんな風景が広がる↓。


      東西条・頭崎城登山口5



写真の下の方から走ってきたから、
この奥っていうとさらにこの先へ進むって意味だと思うけど、
城跡は写真でいうと右方向のハズなんだけどな・・・

「ホントに好きな人」ってどーゆー意味?
その人達は一体どこから登るっていうんだろ?


どのみち、ここから当初予定してた登山口までは歩いていける距離のはずで、
そう遠くはない。
それだけの距離のためにタクシーを呼ぶのも何だし、
行かれることはわかっているので、諦めてここから登ることにした。



一番上の写真の手前の道を、右に上がっていく。
途中の左側にはこんなのどかな風景↓。


      東西条・頭崎城登山口7



この辺から次の看板は見えないので、どっちへ行ったらいいのかわからない。
左に入る小道をしばらく行ったり来たりした後で、
元の道に戻ってそのまま上まで登ってみた。


少し上がったところで、脇にある民家につながれたわんこ(柴犬)に吠えられた。
吠えてはいるものの、尻尾も振っていたので近寄ってみたら
なつっこい可愛い子だった。

しばらく撫でて(犬と)話していたら、家の中からおじいちゃんが出てきた。
わんこの名前はチコちゃんだという。
あっ、チコちゃんの写真がないや・・・

登山口のことを聞いたら、やっぱりこのまま真っ直ぐ進めばいいらしい。


「どっから来たん?」

「千葉です」

「千葉あ~!1人でか!?」

「はい」

「1人で登るんか?大丈夫かあ~?」


・・・とまあ、これまでもこの先も、私の旅において広島の各所で
何度も繰り広げられる会話をしばらくした後、
チコちゃんにバイバイして登山口へ向かった。

おじいちゃんも以前はよく頭崎山へ登っていたらしいが、
最近は足腰が弱くなって行っていないという。



道を教えてもらったので、安心して再び登りだす。
途中の右手にはこんな風景が広がる↓。


      東西条・頭崎城登山口9



今はこんなのどかな風景だけど、かつてはこの辺にも兵が押し寄せてたのかな・・・


さらに進むと、次なる案内が見えた↓。


      東西条・頭崎城登山口11



      東西条・頭崎城登山口12


ああ、よかった~。
いきなり道がわからなくてどうしようかと思っちゃったよ雫



      東西条・頭崎城・入口



ふむ、ここは極楽寺への参道も兼ねてる訳だな。
ここから山道に入る↓。


      東西条・頭崎城2


      東西条・頭崎城5



道は割に広くてしっかりしてはいるんだけど、
鏡山城はもちろんのこと、昨日の新高山城よりももっと山道らしい道。
しっとりと濡れた落ち葉が積もっているので、足元にも注意がいる。


歩く道々には、沢山の石仏がある↓。


      東西条・頭崎城6



      東西条・頭崎城8



ううん・・・・
雨が降りそうで曇ってるから山中は薄暗いし、
あんまり沢山の石仏があるのもコワイな・・・雫 

実はこの城は、バリバリの実戦経験を持つ城なのだ。
だからちょっと、行く前から恐さがあったんだよね~。
それでも頭崎城を選んだのは、安芸およびその周辺の歴史において
この城が非常に重要なカギを握る城だったから。
その話は、もうちょっと後でね。


恐さはあったものの、詳細なルートがわかってない分、
迷った時のために道沿いの石仏は全部写真に収めた(笑)。

しばらく歩いていてふと気付いたんだけど、
この道は極楽寺への参道も兼ねてる訳だから、
寺へ着くまではお地蔵様がずっとおわすのか。

なら、恐いどころかお地蔵様が見えてるうちは正しいルートを
辿ってるってことになるのかな・・・って、
ここの道の法則を理解した。


歩き始めて少しすると、道から少し外れたところには石垣が現れる↓。


      東西条・頭崎城9
    

さらに上がると、巨岩がごろごろした場所に出た↓。


      東西条・頭崎城11



      東西条・頭崎城13


↑これなんかはデカすぎて、真下からだと全部画面に収まりません。
で、この上が極楽寺の境内。
まずは立派すぎる宝篋印塔がお出迎え↓。


      東西条・頭崎城15・極楽寺



      東西条・頭崎城16・極楽寺


よくわかりませんが、とにかく立派でした(笑)。
この向かいに、境内を上がる石段がある↓。


      東西条・頭崎城17・極楽寺




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最終更新日  2013年04月06日 15時10分09秒
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