不信の連鎖
今日は時事ネタも含めた個人的な日記です私は個人的に株をしていますが,例のサブプライム問題からの株安の流れを受けて…個人資産(というほどのものではないけど)はどんどん減って…老後資金計画も赤信号です (×_×)とは言うものの,素人読みではこの秋から年末にかけて好転すると読んでいます。ご存じのように今のアメリカは大統領選挙真っ最中…特に経済問題は大きな争点の1つですが民主党のオバマ候補は共和党の現ブッシュ政権の経済政策を攻撃することで経済論争では共和党候補に対してリードを広げています前民主党政権のクリントン時代はその前のレーガン時代の巨額な赤字をを一掃し経済成長の基盤を築いたのは衆目の認めるところ…世論が民主党政権に期待するのも自然な流れ…そういう意味でもヒラリー氏を副大統領に指名すればさらに支持を広げられたと素人的には思っています…現ブッシュ政権は残り任期で少なくとも経済政策でポイントを稼いで共和党政権を継続させたい…そこで,なりふり構わない介入で金融危機に介入するという読みでこの秋から冬にかけて株価は持ち直すつまり,今が底値…と思って某株に手持ち資金を突っ込みました…が… 「<東証>終値は483円安 3年4カ月ぶりの安値水準に」 30日の東京株式市場は、米下院が金融安定化法案を否決したことを受けて 全面安の展開となった。日経平均株価は4営業日続落し一時、 前日終値比で580円超下落、終値は同483円75銭安の1万1259円86銭で、 18日につけた年初来安値を更新し、05年6月9日以来約3年4カ月ぶりの 安値水準となった。台湾や韓国などアジア市場でも株価が下落しており、 米国発の金融危機をきっかけにした世界的な株安の連鎖が続いている。 <中略> 歯止めがかからない世界株安に、市場では「先行きは不透明で、 日経平均が1万円を割り込む可能性もある」(大手証券)との見方が広がっている。 【2008年9月30日 毎日新聞】えー!ちょっとショックが大きいですが決して読みがはずれたわけではないのですよ 「緊急事態」を宣言=金融法案成立、あきらめず-米大統領 米下院で最大7000億ドル(約74兆円)の公的資金を投じて 金融機関の不良資産を買い取る金融安定化法案が否決されたことを受け、 ブッシュ大統領は30日、ホワイトハウスで声明を発表した。 大統領は「われわれは緊急事態の中にある。 行動しなければ日ごとに悪化していく」と強い危機感を表明。 「米国および世界の人々に、立法手続きが終わったわけではないと約束する」と述べ 法案成立をあきらめない考えを強調した。【2008年9月30日 時事通信】この金融安定化法案が提案された時は「してやったり!」という気持ちだったのですが否決されるとは…予想外でした。もちろん,この法案が可決されたとしてもそれによって事態が好転しないかもしれません。しかし,一時的にせよ市場に対するカンフル剤になりなによりも,アメリカ政府の金融安定化に対する強いメッセージが出されることは世界経済に与える影響は小さくはないはずです…そして,底値で買った某株を高値で売り抜けてデジカメ代を捻出するもくろみだったのですが…うーん,それにしても今の世界経済は不信の連鎖が起こって資金が流れないという血液の流れが完全に滞っている状態…モノが売れないという単純な不景気ではなくその前段階の資本が滞っている…資本主義経済とか新自由主義経済の限界や失敗と論ずるのは簡単ですがじゃあどうすればいいのか?これに対する有効な手だては見つかっていません…生徒たちには,大学で経済学を勉強して新しい処方箋を見つけることが出来たら…「ノーベル経済学賞」は間違いないよと言ってますが…それまでに私の株券が紙くずになるかもしれません…(^_^;←励みになりますのでクリックをお願いします