3117977 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

清多夢くらぶ

清多夢くらぶ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014年07月25日
XML

 色内埠頭に打ち寄せる波は穏やかだ。手宮・高島から平磯崎までの約3.5kmに渡って築いた防波堤のおかげで波静か・・。小樽港北防波堤(幅7.0m×延長約1.3km)は、明治41(1908)に竣工した。106年間、冬場の荒波に耐えてきた現役のコンクリート防波堤だ。

 明治時代、石狩湾を締切るように伸びる防波堤と小樽運河が造られた。海岸を埋め立てして、荷揚げを容易にした幅40m×長さ1.3kmの埋立式運河。積荷が増えるに従って、倉庫群が形成したのだろう。運河と北防波堤との長さが同じというのも面白い。現在の運河は、幅20m×長さ1,140mと縮小されている。

 小樽港北防波堤は、平成12年度に土木学会推奨土木遺産に登録された。一方、小樽運河倉庫群は、旧手宮鉄道施設と伴に、「近代化産業遺産」(経済産業省)に認定されている。昭和48年頃から10年間続いた「運河戦争」、再開発か保存かの激論は運河の底に沈み、新たな時の流れが漂う・・。

 小樽の産業・経済は、エネルギー革新(石炭から石油へ)と運輸革新(船運からトラックへ)によって衰退した。現在は観光産業が主体だ。年間700万人の観光客が訪れ、宿泊延数も75万人を超えた。このうち約1.1割が外国人だという。国別のベスト3(平成25年分)は、香港・台湾・中国の順となっている。

1.北防波堤の朝.JPG

 写真-1 小樽港防波堤内の朝焼け。手宮から平磯崎まで南北3.5km続く防波堤。

2.色内岸壁の朝日.JPG

 写真-2 北防波堤から昇る朝日。色内岸壁にて。北の夏の夜明けは4時と早い・・。

3.賑わい運河.JPG

 写真-3 外国人観光客で賑わう浅草橋付近の小樽運河。

4.北運河とガス灯.JPG

 写真-4 ウミネコの鳴き声が響く北運河。やわらかいガス灯が燈る。

5.旧渋澤倉庫.JPG 

 写真-5 旧渋澤倉庫。三連の珍しい倉庫、ライブハウス等に使用されている。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014年07月25日 09時27分16秒
コメント(2) | コメントを書く
[土木遺産、歴史遺構] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:北の波止場と小樽運河(07/25)   アキリバーランズ さん
小樽運河の夜景がいいですね・・・
まだ小樽の夜を経験してません、行きたいです・・・ (2014年07月27日 09時30分53秒)

Re:北の波止場と小樽運河(07/25)   ハンドサン さん
素敵な写真ですね。高校卒業まで小樽に住んでましたが、当時の小樽運河は壊れた艀と汚水・ヘドロで夏はかなり臭かった記憶があります。それがこんな素敵な観光資源になってるというのは当時の運河埋立て反対運動のおかげでしょうか。帰省時に感じるぶっきらぼうで無愛想な対応が観光地としてどうかなと思いますが、訪れる方の満足度を高めて末永く観光地として発展して欲しいと思います。 (2014年10月15日 14時00分23秒)

PR

Calendar

Profile

江戸川らんべえ

江戸川らんべえ

Category

Free Space

PVアクセスランキング にほんブログ村

© Rakuten Group, Inc.