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バス停地名学のすすめ

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2008.11.16
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カテゴリ:足立区
(前回からのつづき)

赤不動との関連で、時間があれば立ち寄っておきたいのが、東へ500メートルほど離れた場所にある石不動尊です。旧日光街道の道筋に立つ祠で、古くから耳不動とも呼ばれ、耳の病に苦しむ人が遠方からもここに立ち寄り、治癒すれば竹筒に酒を入れて奉納する風習が続いているといいます。ここには「子育八彦尊道 是より二丁行く」と刻まれた道標もありますが、これは日光街道から明王院へ通じる参道を指すもので、明王院境内の八彦尊像は子育てと咳に効験ありとして庶民の信仰を集め、祈願する人が寺からおけさを借り、治癒すると新しいおけさを奉納するという風習が伝えられています。

バス停に戻り、バス通りを北へ歩くと、やがて神明通り商店街が右に分かれます。この通りは、古くは王子道と称した古道といわれますが、その先の左手に鳥居を構えるのが、梅田神明宮です。梅田神明宮は、禊(みそぎ)教の開祖井上正鉄が神職となって神道宣布にあたった場所として知られます。神道13派のひとつに数えられる禊教は、天保11年(1840)に井上正鉄が唱えた吐菩加美神道に始まりますが、天保の改革に乗じた幕府によって正鉄は三宅島遠島となり、その遺骨は明治期に入っての大赦令により、ようやく梅田の地に戻されたといいます。神明通りを反対方向に歩くと梅田稲荷神社と遍照院がありますが、そちらでは正鉄夫妻の墓や禊教関係の石碑などを見ることができます。

さらにバス通りを進むと、右手に足立梅田町終点の操車場が見えてきます。第29回「一本松」の項で、いずれ機会があれば足立梅田町終点を訪ねてみたいと記しておきましたが、ようやく念願を果たしたことになります。来てみれば、何の変哲も無い折り返し場に過ぎませんでしたが。

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最終更新日  2008.11.16 22:56:26
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