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今日で1月の平日もおしまいですが、結局、株価、為替とも不調で終わりましたね。なんか途中までは意外と調子よかったんですが、失速したといった感じでした。今日はやたらリリースが出ている日なので、追いかけきれませんが、2月からインヴィンシブルとなるTGRですが、資産運用会社の方も変な名前にするみたいですね。
さて、タイトルは日本を除く世界株式の指標ですが、本日より、これを連動対象とするETFが上場されました。 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680) 愛称:上場MSCIコクサイ株 これって、実は個人的には待っていたというかそういったETFです。やはり、海外・国内、債券・株式という伝統的な分類をした場合、海外かつ株式セクターの基本はMSCIコクサイだと思うわけでして、これがETFで信託報酬にしろ、売買手数料にしろ、比較的安上がりに、しかも国内市場で買えるというのは喜ばしいことではなかろうかと思うわけです。 そして、BRICSと韓国台湾あたりが中心のエマージングマーケットインデックスに連動するETFも2月下旬に上場されます。これも、中国だけとかブラジルだけなどと片寄った保有を嫌う場合はなかなかいい商品何じゃなかろうかと思うわけで、海外の株式関係はもはやこの2つを中心に考えれば、他の投信とかなんとかいちいちチェックしなくてもいいかもと、個人的には思うくらいです。 ところが、なんか日本のマーケットはイマイチETFが盛り上がりに欠けるといいますか、なんといいますか。もう少し日経225のETFのように売買が厚くなればいいのですが、どうも薄商いでして、基準価額といいますか、1口当たり純資産額といいますか、ベンチマークのインデックスといいますか、とにかく基準となるインデックスに対する取引価格の連動性も薄商いのせいでイマイチな場合もあるようです。 上記の伝統的分類で、海外の債券分野では、代表的インデックスは「シティグループ世界国債インデックス(除く日本)」といったところじゃないでしょうか。これのETFも日興アセットが扱っており、こちらは昨年秋に上場されております。こちらもなかなか興味をそそられるETFです。しかし、ETFで毎月分配ってちょっとムダじゃないかと思いますけど、まあ普通の投信みたいに売れるように考えたんですかね。 実は、これの最低売買代金は約50万円ほどなので、今のところまだ購入はしていませんが、先日、たしか1/27の日に結構円高になったのでだいぶ安くなったかな?と思って見に行ったら、なんとかえって前日より価格が上がっていました。毎日日々開示情報が出て、確かに1口あたり純資産額はこの日に下がっているんですが、取引価格はむしろ為替に逆行してあげているわけです。下に、上場外債(1677)の1口当たり純資産額と取引価格(終値)のグラフを示します。上場来1/27までのグラフで、私が問題としているのは一番右端です。純資産額が大きく下落しているにもかかわらず、終値の方は前日より上がってしまっているのが分かると思います。 まあ、さすがにおおざっぱに見れば、だいだい連動はしており、1口当たり純資産額よりちょっと上あたりで取引されていることが多いようですが、時に逆転してみたり、急激な円高で基準価額が大幅に下落したときもたいして下げなかったり、1/27のように逆に上げてみたり、連動はイマイチ不完全と言わざるを得ません。もうちょっと板が厚くなって、すなおに、安いときは安くなって、高いときは高くなってくれるといいですけどねえ。ETFがどうやってインデックスに連動するかその本当の仕組みはイマイチ分からないところもあるのですが、もっと裁定取引でもなんでもやって、取引価格の連動性を高めてちょうだいなと、言いたいです。 MSCIコクサイはどうなるでしょう。だいたい、日本人は中国とかインドとか、あるいはREITとか、そういったところばかりが好きで、NYダウとかMSCIコクサイとかはあまり見向きもされないのかもしれません。そういえば、海外REITものETFはまだ出ないですね。これなんかもそのうち出るかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/01/29 05:42:02 PM
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