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テーマ:読書(8690)
カテゴリ:【読書】働くこと・キャリア・転職
書名 中学生向け啓発図書『未来を一緒につくる!ファイナンシャル・プランニング技能士』 原作 柳澤 美由紀 漫画 うだひろえ 価格 無料 発行 一般社団法人金融財政事情研究会 対象 中学生 感想 簿記の勉強をしようかな、と思ったときに、FP(ファイナンシャル・プランナー)と迷った。 結局、今の仕事に直結する簿記を勉強することにしたんだけど、自分の生活のことを考えるとFPの資格のほうが役に立ちそうなイメージ。 でも結局何をしているんだろうその資格の人は、と図書館で子ども向けのこの本(漫画形式)を読んでみた。(ネットで全部無料で電子書籍としても読める) ネット書店で書籍情報を探しても出てこないなあ?と思って調べたら、これ、啓発図書で全国の中学校・公立図書館に寄贈されたものだった。 だからか。 絵がうだひろえさんで、これがちょっとうーん、読みづらい。 うださんの『誰も教えてくれないお金の話』も内容は良かったんだけど、絵がな…。 内容はまあ、ストーリー仕立てで読みやすかった。 一家の大黒柱の父親が病気で休職。 ひきこもり中の中学生2年の愛美は、母とFPのやり取りを目にして…。 愛美が、自分の将来を金銭的にも考えてプランニングして、夢の海外留学も国の制度などを使ってやっていこうとするのが良かった。 そういう発想って、なかったなあ。 自分が学生だった頃って、親の金銭的な余裕=可能性の幅みたいなところなものだと思っていた。 おとなになってから、世の中には「情報を得て、努力して、選ばれれば」やりたいことがある人を応援するオトクな制度がたくさんあるのだと知った。 色んな国の色んな海外交流プログラムに応募しまくって、自費ほぼゼロであちこちに留学している子。 財閥の主催する学生支援に応募して、研究をしにいっている子。 世の中には、意外といろんなチャンスが転がっていて、それを掴むためには、まずスタートラインに立つための勉強をしないといけない。 自分の子どもたちにはそのことを伝えてあげられたらいいんだけど、そこまでハングリー精神がないうちの子たち…。 で、FPの資格は私にはライフに役立つけどワークにはいらんかな、という印象。 それなら社労士の勉強したほうが良さそう。 まあ、まずは簿記やけどな。なかなか仲良くなれない簿記くん。 子ども向けのこういう学習まんが、わかりやすいしコンパクトに情報がまとまっていて、良い。 と読んでいて改めて思った。 大人も読むべき。 息子(年長)と娘(小2)も漫画形式(漫画)だと勝手にどんどん読む。 保育園時代に、「ごはんを食べ終わった子から、本を読んで待つ」という習慣が身についているので、夕食を先に食べ終わると自然と本を読んでいる。 漢字にはふりがながあるから読めるようになるし、描写から言葉の意味も分かって語彙が増える。 年齢の割にたくさん言葉を知っているし、「本が好きですね」と息子と娘の担任に言われる。 ちなみに私は、子どもが生まれてから片手で数えるほどしか読み聞かせをしたことがない。 私は自分のついでに子どもを図書館に毎週末連れて行っただけ。 読み聞かせしてくれ、読書の習慣をつけてくれた保育園ってしゅごい…。 夫は年に1冊も本を読まないタイプだったのだけど、子ども向けに借りてきた漫画形式の本なら一緒に読んでいる。 やっぱり、絵があるって大事なんだなあ。 そこから文字がほとんどの「本」へステップアップしていくのが中々難しいと感じる今日この頃。 読まないより良いか。 中学生くらいをターゲットにその道のプロが執筆した本は、読み応えもあるし読みやすいし、良い。 下手なタイトル負けしている羊頭狗肉の有象無象の烏合の衆のビジネス書より、よっぽど良い。 玉石混交の新刊ビジネス書より、こういう14歳からの〜みたいなほうを読むようにしようかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.02 08:21:57
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