画像↑はアンダルシアの自宅だよ、

１はテラコッタ (terra cotta)デザインのタイル、

２はテラコッタにあわせて小僧が選んだ手製レンガ、

今回１のタイルを張り替えるため点線（黄色）の

部分の手製レンガが再度必要になったんだ。



しかし数ヶ所店を回った結果、

この手製レンガはもう製造されていないことが

わかった。



そこで、

消えかけた１０年前の記憶をたどりながら、

車で隣村まで車を走らせた。



記憶の店、

と言っても広場に物置小屋みたいなオフィスが

あるだけなのだが、に入った瞬間おいらの記憶が

フラッシュバックした。



顔にはたけのあるオヤジが一人で働いてるのも

昔と同じだった。だが、

持っていったレンガのサンプルを見せると、

もう製造されてないの答えが返ってきた。



オヤジさん！

１０年前においらここでこのレンガ買ったんだよ！

たくさん必要なのか？オヤジは言った。

いや、破損した場所の補修だけだから・・・

と言うと・・・

オヤジはおいらを廃棄タイル類の集積場に

連れていった。



車をここにまわして、

好きなだけ持っていけよ、帰りの出口は

右の道だ！と言い残してオヤジは去った。



それからしばらく必死で探すと、

レンガ必要数５０個くらいを

やっと見つけ出すことができた。



おいらは出口に向かわずに

オヤジのいる小屋に戻り、

お礼を言って１０ユーロ札をわたした。

ありがとう、レンガあったよ、これタバコ代ね。

おっゴミがタバコに化けた！今日はついてる（＾＾）

オヤジのはたけ顔が笑った。



ドイツではこの手のレンガはプレミア付きで

売られてるよ。

一度店で見たのはメキシコの昔の工場を解体して

使われてたレンガをわざわざ一つずつばらして、

ドイツまで運んできて一個いくらで売ってた。

これはすぐに完売したよ。




これは、

おもに室内の装飾とかに使われる。

現代は、機械製造のレンガか、

発泡スチロールと石膏製の映画大道具みたいな

古いレンガしかないんだよね。



だから、

何百年もたったレンガなんか数がないから

出てきた時は高値で取引されるんだよ。



PS
小僧もそんな風潮にのって

昔風テラコッタとかを使ったんだよ。






PS
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