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カテゴリ:若トラ通信
期待を裏切った歳内投手 2月16日の対DeNA練習試合で登板した3年目の歳内投手が、ちょっとふがいないピッチングでがっかりしました。 まずひどいのは左打者へのストレートは外角ばっかり。それがすべてシュート回転して外れてしまいます。これがストライクにならないので、すぐにボール先行の不利なカウントになって自分で勝手に苦しくしてしまうんですね。 台湾のウィンターリーグで習得したというスローカーブも使いました。90キロ台のどろんとしたカーブで、メッセンジャー投手も時々似たようなボールを投げていますよね。ただし、まだ使い処が分からないのでしょう、意味のないカウントで投げたりしてます。 いろいろ工夫して打ち取ろうという意志はわかりますが、今は、昨秋のキャンプ、ウィンターリーグ、自主トレ、春季キャンプ前半で培ったものが通用するのか試すとき。 たとえば右打者への内角ストレートが通じるのか、外角へきっちりスライダーが投げられるか、左打者にはひざ元への直球やカットボールが効くのか、などなど打たれてもいいのでビシビシ投げて試してほしいのに、何か失態を怖がって縮こまって、カウントを悪く悪くしてしまう。そして押し出しやタイムリーと、よりひどい失態につながってます。
この日はかなり怒られたろうなと思いますが、めげているときでもありません。歳内投手は、個々のボール自体はとても良いものを持っているんだから、まずはきっちりストレートをコーナーに決める基本からスタートして、それから変化球やコンビネーションに進んでいけばいいと思います。昨日の試合を見てると、初めから何もかも優等生のようにやろうとしすぎてますね。 最近の若い選手は、失敗したくないという弱気とか無難にそつなくやりたいというような傾向が目立ちすぎ。結果は別にしてキャンプ半ばの現在は、ぐいぐいと自分の力を試してみる時期だということに気が付いてほしいな。特に歳内君は絶対にローテーションを担える素材だと思うので・・・
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